さむのはてぶろ

テレビの感想とか書くやつ

2018/10/20(3) #12じゅうに (劇団なつみかん)

大阪心斎橋はウイングフィールドにて、劇団なつみかんさんの「12」を観てまいりました。10/20 19時の回ですね。ウイングカップ9出場作品でもあるそうです。

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初めての劇団さんでした。観劇の決めては、やっぱり「コメディ」であるという点ですね。コメディ探求者につき。あらすじを上記リンクから引用します。

とある劇団の稽古場。演劇の大会に向けて練習の毎日。しかし、台本は最悪、演出も最悪。不平不満だらけの役者たち。そこに突然の入団希望者。
脱サラしたばかりの43歳。この人の登場により劇団は崩壊!?
果たしてそれぞれの運命はいかに…!
笑いあり、涙あり、汗あり、ドキドキあり。
劇団なつみかんがお送りする、ドタバタハートフルコメディ。

第一印象はこれはもしやドロドロ系かな?というものでしたが、実は違いましたね。何のドロドロ感もない、ほぼほぼ明るさしかない作品。涙となると もっととんでもない問題が出てきても良かったとは思います。でもこのお芝居の魅力はそこじゃないんでしょうね。ストーリーは役者さんを輝かせるための手段の一つなのかもと。逆に言えば、上演時間は1時間ぐらいなので、その1時間に起承転結がよく詰め込まれているという感心もありましたよね。

そこでこの作品の核心ですが、それぞれの演者さんの個性や魅力なんでしょうね。Twitterで他の方の感想も拝見すると概ねその点で。私もまたそう思いました。特に物語の序盤でそこが時間を取って丁寧に描かれてましたよね。ある意味では顔見世のような。私のような新参者からすると有り難い時間でしたが、既存のファンの方からしても垂涎だったんではないでしょうか。

 

ただこの、ここまで書いときながら、本当に私がよくないのですが、舞台でお見かけしていた方の特徴(特長)とお名前が一致しないんですよね。名前と特技は一度に覚えられないという悲しい現実…。なので、大変申し訳無いんですが、憶えている範囲で役者さんのお名前を出しながらピックアップしていければなと。

印象に残ったのが、ダンス・歌・ごにょごにょしている所の3点でした。

ダンスで一番印象深かったのは松本麻稀さん。私の座席の関係もあり恐縮ですが、上手の最前列で踊られるシーンがあって(最後のシーンかな?)、その迫力とキレが凄かったですね。ダンスって今までの人生でほとんど触れてこなかった分野ですけど、上手い方(プロの方)のものを目の前で観ると揺さぶられるものがありますね。

歌も皆さん上手かったですよね。劇中劇でミュージカルが繰り広げられるシーンで特に感じた訳でして。ちゃんと鍛えられた歌い方をされてるな~と感心したことは強く憶えています。みんな上手かったからピンポイントで挙げられないということで…。

最後、「ごにょごにょしている所」ですが。リアクションですよね。メインでセリフを言っている方がいて、そのセリフを受けて後ろでリアクションするモブ的な役割という意味合いをまとめて「ごにょごにょ」と書いたんですが。それを徹底してやってらして、ちゃんと細かい所まで演技してはるなーと感心していました。杉崎おとさんが印象的だったかな。役柄のキャラもあるんでしょうけど、「人の話聞けよ!」みたいに怒られるレベルでワイワイされていたのがパッと目に入ったので挙げさせていただきました。

 

今回は全力で楽しいことを観せていただきましたけど、別に次でなくてもよいので 少し落ち着いたお芝居も観てみたいですね。

次はどんな楽しいことを観せていただけるのでしょうか。期待しています。

2018/10/20(2) #漫才のつかみが無いから考えよう (ザ・プラン9)

「恋の文」を観終わり、すぐに西梅田に移動。続いて、大阪西梅田ポストよしもとにて、ザ・プラン9さんの「漫才のつかみが無いから考えよう」というイベントを拝見しました。ちなみに、ポストよしもとは、つい先日まで改装しており、今回は改装後初めて訪れたイベントでもありました。

 

プラン9さんは隣の西梅田劇場で出番があったようで、その出番の合間に行なわれたイベントでした。何の段取りか、イベント当日の一週間前ぐらいにイベント開催が発表されたせいで、客席の埋まりは全座席の半分以下程度。客側からすればゆっくり観られたのでよかったですが、主催側からするとえげつないですよね。チケット代も前売り1,200円で、チケット売上で言うと数万ですか。結果論ですがよくやってくれたと思いましたね。OPトークでは今話題の沢田研二さんになぞらえた発言も出てきつつ。

イベント構成は、プラン9さんが考えてきた「漫才のつかみ」を披露して客席に決めてもらう企画、同じくテレビ出演時の紹介でのつかみについての企画(流れは漫才のつかみと同じ)、チャレンジコーナーという3本立てでした。上演時間は1時間程度。

最初のコーナーは、イベントタイトル通り「漫才のつかみ」について。プラン9さんがこのためにお考えになった8本のつかみを立て続けにひたすら見せつけられて(出囃子→袖から登場→つかみ→袖にはける→出囃子…を8回連続で)、最後に少しトークをしながら客席に一番よかったものを決めてもらう、という内容でした。よくあるつかみをアレンジしたもの、プラン9さんらしいミニコント、客いじり、明らかに他所様のパクリ…。最後の「他所様のパクリ」は超新塾さんの登場シーンですね。バイクのやつ。鈴木さんとなだぎさんがいた5人の頃ならまだしも3人になってわざわざこれやるか とか、最近高山さんが結婚したのがニュースになってたし浅越さんが久馬さんとかに冷やかされてこれがチョイスされたのかな とか、色んなことを考えてしまいました。このバイクは客席のウケもそれなりによかったですね。浸透力に驚きました。

次のコーナーは、先程は「漫才のつかみ」だったけど、次は「テレビ出演で紹介された時のつかみ」を考えるというものでした。ダチョウ倶楽部さんの「ヤー」みたいなことですね。これは先程より少ない3本でしたが、3本のうちの1本で久馬さんにトラブルが起きて こちらもまた盛り上がりました。久馬さんのポテンシャルの低い部分が見られると沸いちゃいますよね。

最後はチャレンジコーナー。「つかみ(つかむ)」にかけて、「時間を掴む」ゲームと「マイクを掴む」ゲームが繰り広げられました。前者は「一人トークをしながら体内時計で1分を測り、スタートしてから1分ジャストに鳴るSEに合わせてトークを落とす」というチャレンジ。結果はお三方とも失敗。ギブソンさんは20秒ぐらい早く、浅越さんは開始20秒ぐらいで一旦音を待ち受けてから トーク再開して結果全然合わず、久馬さんは一番よくなくて そもそもトークの内容がめちゃくちゃ。面白かったですね。後者は「袖から一人ずつ登場して、小走りの最中に客席から投げられるマイクを受け取り、三人全員がマイクをキャッチして立ち位置に就けば成功」というゲーム。客席へのいちゃもんもありながら、数回やって 最後は成功で締めくくることができました。

 

このイベントは観客参加型に近かったですね。元々のコーナー趣旨に客席参加の要素が多かったのもありますが、前述の通り客入りが凄まじく少なくて、客からするとより一層濃密な時間が繰り広げられました。

私個人で言うと、最初の「漫才のつかみ」で2回ほど舞台にお題をお伝えしたり(あいうえお作文的なやつのお題)、最後のマイク投げチャレンジで久馬さんにマイクを投げる役が回ってきたり。最前列で中央に近い場所に陣取っていましたが、まさかここまで参加させていただけるとはという恐れ多い感じでしたね。ご迷惑をお掛けしましたが大変によい思い出になりました。

 

1時間という短いイベントでしたが 充実の内容でした。またこういうサクッとしたイベントを定期的にやっていただきたいものです。

2018/10/20(1) #恋の文 (劇団コケコッコー)

本日は演劇・イベントを3本拝見しました。その感想をば。

大阪福島はABCホールにて、劇団コケコッコーさんの「恋の文」を観てまいりました。10/20 13時の回ですね。

プリマ旦那野村「よくも悪くもウソつけない連中」主宰劇団の第2回公演「恋の文」(コメントあり) - お笑いナタリー

個人的に最近は演劇の比重が大きいですが、元々はお笑いが好きで。そしてその両方が満たせるイベントがあれば行くしかなく。特にここ1年ぐらいはプリマ旦那さんに興味が出てきた所で、何もかもがちょうどよいタイミングでした。

 

感想について、恥を忍んで早速人様の言葉を借りてみます。敬愛する是常さんのツイートより。

この「想像を遥かに超えて“演劇”」というのが大いなる共感ポイントでして。私もやっぱりどこかで「お笑い芸人さんの書くお芝居」という、悪く言えば偏見がありました。それが今回、ものの見事に打ち破られましたね。そもそも上演時間が2時間数分ぐらいの大作ではあるんですが、最初から最後までずっと演劇。しかも良質なお芝居。

観劇終わりに上記のナタリーさん記事を読みまして、そこで

「恋」の定義に気づきを得て、2年ほどかけて完成させたという。

という発見をする訳ですよね(リンク先記事より引用)。所要時間の長さからすると「2年の集大成」とも表現することはできます。そこで野村さんの本業ちゃうからただただ時間掛かっただけでは?と考えるのは野暮と即答できるぐらいには洗練された作品でしたね。

 

もう少し細かく触れていきます。というか触れさせてください。

最初のシーン、開演から最初の暗転まで。ここでヒロイン役の鮫島さんの「特徴」が判るんですが、実はそれ以外にも意味のあったシーンだったという。観終わって思い起こせばのっけから凄まじかった。

序盤。キャスト紹介的なことに終始。「終始」と書いたのは、笑いがほぼない点ですね。吉本コメディ感が一切ない、ひたすらに演劇。

中盤。いよいよ各人の背景などを活かした笑いがメイン。ドタバタは若干あるけどそこまでドタバタしてない。ドタバタもありながら緻密に計算された笑いもある。そして、思い返すと、笑えるのは序盤を丁寧に描いているからということにも気付く。クライマックスへの布石もちゃんと打ってある。 

終盤。いよいよ泣く所。私は3回泣きましたね。やられた。今までのジャブが的確に入っていたことがよく解る。ここで冒頭のシーンの意味合いに気付かされる。これだけでもとんでもない戯曲と思わされる。

ちなみに公演タイトルの「文(手紙)」を読み上げるシーンは1回だけ。手紙の内容は普通だけど、読んでる時は私は号泣してました。

 

次、役者さんについて。

座組は、俳優さんと俳優じゃない方が入り混じっていながら、全員が全員、お芝居が上手かったですね。個人的によく思う一つに「この演者さんの間があんまり…」というものがありますが、それが一切ありませんでしたよね。

八木役、野村尚平さん。何に驚いたかって、声ですよね。漫才の時の声が一切出てこず。そもそものお芝居が上手いだけに、漫才すらも実は「演じている」のかなとふと感じました。

文役、鮫島幸恵さん。ヒロインでかつ難しい役どころながら、見事に演じきってらっしゃいました。ああいう特徴がありながら多少気が強いのが健気で、最後になりゃそら泣かせるわな、と。あとは字が綺麗。

葉月役、佐々木ヤス子さん。佐々木さんのお名前と壱劇屋の大熊さんは知ってるけど、肝心の実物を拝見したことがなく、まさかこんな機会でお目にかかれるとは。ガチの役者さんながら、他の演者さんが役者さん並みに上手いので「隠れてる」感じになってましたね。しかしインプットできました。

剛志役、大西ユースケさん。熱い役柄と扱う方言がマッチしててよかったです。

ばあちゃん役、吉岡友見さん。最近は吉本新喜劇を観てないのでお初でした。こちらもお上手。脚本がそうなだけとは分かりながら、若者に戻ることがなかったですよね。桑原師匠などは男性に戻る時がありますけど。

河田役、洲崎貴郁さん。今回の座組で、最も印象が変わった方ですね。振り回される役が上手いのなんの。ラニーノーズさんのネタでも振り回されてますが、あれをそのまま芝居の舞台に持ってきた感じ。声もよく通ってらっしゃって。普通に俳優でも食っていけるんじゃないかな。

未子役、堀川絵美さん。今回も癖のある役で、その線においては手練感が凄いですね。安定。別のイベントながら、12月にもプリマ野村さんとのお芝居があるようですね。早速予約しました。

山崎役、伊丹祐貴さん。花束に差し替えられるシーン、お芝居の中で一番笑いました。

マリア役、樋口みどりこさん。改めての登場シーンで啖呵を切るようなシーンがありましたが、あの滑舌の良さは素晴らしい。そしてこのエントリを書きながら年齢を知りました。驚愕でした。役の年相応やと思ってた。ありえへん。すごすぎる。

チューゲン役、中谷祐太さん。大事な所で一回噛んでらっしゃいましたが、それ以外は完璧で驚きました。コンビではツッコミながら今回はよいボケ感で、何とも幅広い。

絵理役、辻凪子さん。緑のジャージズボンの上からスカートを履くのが、女子高生の感じが出ててグッドでした。

じいちゃん役、北野翔太さん。吉岡さんとの絡みなんかはやりきってて良かったですね。

 

物語の核心に迫った感想は削ぎ落としました。再演があるとアレですもんね。そう、再演を期待せざるを得ないぐらい、本当に素晴らしい作品なんです。マジで。3ステで終わりとかちょっと考えられないです。そして前売り2,500円というのも普通の演劇より安い。

アドリブやお遊びがおそらく全くない、本当ににちゃんとした芝居でした。落ち着いた芝居、笑える芝居、泣ける芝居。野村さんってこういうことがやりたいんだな~というのが見えた点でも面白かったです。

第3回公演、期待しています。ありがとうございました。

2018/10/19 特になし

見たテレビ

特になし。

 

その他

Superfly「Gifts」を聴いて泣いて、もう一度聴き返してうっすら泣いて、MVを観てそこそこ泣いた。というか、そもそも曲を聴いて泣くというのは初めての体験かもしれない。

2018/10/18 特になし

見たテレビ

特になし。

 

その他

インディペンデントシアター1stの移転の発表は驚いたなー。でもよく考えたら、まだ今月と再来月の2回行けるわ。とは言え、よくこの目に焼き付けてこよう、という決意なう。