さむのはてぶろ

テレビの感想とか書くやつ

2018/12/24 3人芝居クリスマスケース (劇団「劇団」) その2

書きたいことが実はもう一つありまして。これで最後にします。本当にすみません。

 

『3人芝居クリスマスケース』のスペシャル公演#2は「観客投票」でした。SP公演自体も元々3本目の大千穐楽しか行くつもりがありませんでしたが、いつの間にか手元には2本目のチケットが。物販ブースですがるように買っていましたね。

それはさておき、観客投票が行われることを知った私は、いつかの待ち時間の時に、入場時にいつもいただける「相関図」に理想の配役を記入することにしました。投票用紙に記入する時間は30分あれど、迷うことは目に見えていたので。今までこんな面白いことがあったよな~という反芻の目的も含めまして。

で、その私の理想の配役と実際の配役を突き合わせながら、合わせてブログに書けてなかったオレンジとレッドの振り返りもできればな、と。メモを引っ張り出しながら書いていきます。

 

まず、実際の配役。ゲキゲキさん公式Twitterを引用します。辿っていけばSP公演3本全ての配役が書いてありますのでご覧くださいませ。

 

一方、私の理想の配役とその理由。

 

①男性パート。

向井父…古川剛充さん

  • 剛充さんがやらないとどう考えても締まらない。ただ、ロケット花火を打ち上げている最中に膝から崩れ落ちる丈二さんは非常に好きでした。

謎の男…三浦求さん

  • 諸々が華麗すぎて…。特に昴の殴り方なんかは。

サブ…中野聡さん

  • みんな面白かったんですけど、中野さんが一番面白かったかなあ。中野さんの真骨頂とすら思えました。ドタバタっぷりが。

武田…白石幸雄さん

  • 投票と違う結果になって最も無念なものの一つ。人の好き好きがあるんでしょうけど、白石さんの武田兄が一番挙動不審で、でも優しい語り口から一番思いが伝わった気がするのです。白石さんの武田を観てない方は本当に勿体無い…。ちなみに三浦さんの武田兄も好きでした。

大柴…森崎正弘さん

  • 森崎さんだけが片岡にしがみついてたのかな。いや皆さんしがみついてるんですけど、しがみつくレベルが違って。森崎さんだけ地から足が離れてたんですよね。下記リンクみたいな抱きつき方になってて、それが好きだったから。

www.oricon.co.jp

サンタクロース…うえだひろしさん

  • この役だけじゃないんですけど、うえださんって細かい所作もとことん突き詰めてらっしゃって。それを十分堪能できるのがこの役だと思ってます。我ながら攻め配役。

整体師…早川丈二さん

  • これが何度観てもずるい。片目がつぶれてるのがまずおもろい。マッサージ方法も謎すぎておもろい。最後に陽気に踊り出すのはいいけど、全然はけずに、次のシーンの壱役に怒られたり煙たがられたりする。投票結果も丈二さんは整体師役で、やっぱみんな面白いの分かってたんだな~と。

ペロ…金哲義さん

  • 観客投票の話をしているので時系列が逆になりますが……大千穐楽でバキバキに遊びすぎて、愛琉役の七海さんから「邪悪なトナカイ」呼ばわりされてましたね。たぶん誰かからそう言えって唆された気もするんですけど。遊び方としても、ご自身がペロの時は住職役の中野さんと組んず解れつだったり、ラス2の白石ペロでは近所の住人役だったり。結局全部で何役あったんだろうか。

ビグリフ…佐竹仁さん

  • これはホワイト観てないからですね。申し訳ありません。ただ、大千穐楽の佐竹さんの整体師はすげー面白かった。遊び慣れてはるな~と感心。

 

②女性パート。

田原さん…町田名海子さん

  • 若くて勢いのある役だったですもんね。なので大千穐楽の岩切さんの田原さんも良かった。

明子…中村千奈美さん

  • 「ええ嫁」感が一番出てましたね。どこそこで言いふらしてますけど、中村さんの「お前って呼ばないで」の言い方もめちゃくちゃ好きで。

テネシー…岩切千穂さん

  • 岩切さんだけなんかな、ヒゲを付けてたのは。でも小道具関係なしに、こういう役が上手い(面白い)んやろなって思ってオレンジ観に行って、やっぱり想像通り面白かった。

エリザ…澤井里依さん

  • これもしつこいようですが、澤井さんはどの役でも全部イケるワイルドカードみたいな存在で。でもその中でも一番思い入れのある好きな役に投票したのですが、実際は1本目のくじ引き回でおやりになっていたようで(1本目は観劇できてない)、それを知って私も膝から崩れ落ちそうになりました。

光…久保真優さん

  • 最後のシーンで涙を流していたのが印象的で投票(でも他にそんな方いたような)。決め手はそれだったんですけど、大千穐楽の冒頭の剛充さんとのツーショットでは私はもう泣いてました。

愛琉…小村七海さん

  • 小学生姿が一番似合ってました。でも、七海さんのエリザはマジでヤバい。これも白石さんに武田と同じ。観てない方いたら勿体無い。

花谷…植木歩生子さん

  • バタバタっとなるお芝居が何と似合うことか。明子が急いでケータイ切るくだりとかも好きなんですけど、こちらに。

看板娘…栗田ゆうきさん

  • やっぱ、声ですね。メイドカフェのような。最初に観たのがパープルだったけど、ロングランの最初に正解を観てしまった感じ。澤井さんの京都風や町田さんのやりすぎなやつも良かったですけども…。

ビグリフ…中山さつきさん

  • 観てない枠ですね。度々申し訳ありません。観客投票が愛琉役をおやりになって、しっくり来てました。

 

③男子パート。

土田…下浦貴士さん

  • ガチガチに硬くなって「気絶」するように倒れるというのが、一番好きだったです。

昴…さいとうひろきさん

  • 思い入れ補正ですかね。表方スタッフされてる時にお話させていただいて、その時に思いを聞いていただけに、昴の熱演は観てて嬉しかったです。ただ、12/30のツイキャスでオレンジ初日の事件をお伺いしてしまったので…まあそのアレですね。笑えたからええか。

トルーマン…松田悠さん

  • 面目なさを一番やる気なくおやりになっていました。

後藤…橋口俊宏さん

  • スマートでしたね。ピンクの相手役が小柄な七海さんだったので、新喜劇のめだかさんと石田さんのようなアレも観たかったような。

片岡…佐々木誠さん

  • レッドを最後に観てしまったせいか、相関図に書き入れた名前に佐々木さんが2人ぐらい登場しちゃったのですが、こちらを選択。もう一人は武田弟。

壱…藤原裕史さん

  • 藤原さんの壱は実際に観てないのですが、「少年役似合いそう」という期待値により。

園田…三好大貴さん

  • 説明不要ですかね。兎にも角にも変質者。

せんせい…カン・ソンヒョさん

  • 声を大にして言いたいやつの最後。カンさんだけが関西弁だったんですかね。いやでも方言は関係なく、一番お医者さんっぽい余裕があったように見えました。

武田弟・ビグリフ…中路輝さん

  • 中路さんも私の手書きメモに3回登場してたんですけど、色々組み替えたらこうなりました。なんかごめんなさい。いやでも武田兄弟のくだりが一番色濃く残ってるのはパープルでした。

 

で、まあ、投票結果とほとんど外れてたんですよね。あえて正解率と言うと15%で、男子パートなんか一人も当たらなかった。

それでも、色んな役者さんの良さを再確認できたということでヨシとしましょう! 自分の選択よりしっくり来るものも沢山あった!

 

 

クリスマスケースの振り返り、全部終わり!

レッドとオレンジは個別に書けなくてごめんなさい!

良いお年を!

2018/12/24 3人芝居クリスマスケース (劇団「劇団」) その1

Twitterにあれこれ散々書いた気もしますが、せっかくなので少しだけ長めの文章をブログにも。

30過ぎたええ大人が気持ち悪いことを拙い文体で書きます。あしからず。

 

3人芝居クリスマスケース。この公演を観に行くきっかけは「ゲキゲキさんだから(話が面白そう)」「出演者が魅力的」などのミーハーなものでした。

最初のうちはそんな理由で満足していました。「ああ久しぶりに中路さん観られてよかったな」とか「金さんってあんな芝居しはるんや」などと楽しく考えながらミナミの街を歩いていた12月初頭のまだ暖かい頃。

時を同じくして、12月のほぼ公演期間中に被る間というのは個人の仕事で心を亡くすような日々でもありました(自分の力不足に他なりませんが)。そんな中で、12/8のシアン初日を観て「同じ芝居って二回観てもまだ面白いままなんや!」というのが判りました。そして残すは水曜日の千穐楽だけというタイミングになり、シアンが気になりすぎた自分は「これは千穐楽を観とかないと絶対に後悔するな」という思考に至った訳です。

ここで初めて「後悔」という言葉が出てきました。

自分勝手な思考に突き動かされて、無理矢理に仕事の予定をこじ開けてウイングフィールドに足を運びました。そしてもう一度観たシアンは相変わらず本当に素晴らしいものでした。

満足もありましたが、この時期に「感謝」という感情が色濃くなったのを憶えています。

ここから、後悔をしないように、何とか色々なものに都合を付けながらウイングフィールドに足繁く通う日々が始まりました。終わってみれば12回も公演を観ることができました(シアンと緑が2回ずつ、シアン・緑・白以外の6色を1回ずつ、SP2、SP3)。

 

クリスマスケースという作品で、一番好きなのはエリザと武田兄が邂逅するシーンでした。結局12回観てほぼパーフェクトで涙を流しました。

涙を流す理由は、最初はストーリーへの感動なのですが、それが徐々に変わっていったのもよく憶えています。仕事が上手く行かず精神的に凹んでいた時。今までの自分の人生なら部屋にこもってテレビを観て笑う(そして虚無感に襲われる)という一辺倒でしたが、クリスマスケースの公演に後悔なきようにしがみついていくうちに、エリザの「光の中に~」というセリフがいつしか大きく心に刺さるようになっていました。

これも本当に自分勝手ですが、この二人のやり取りはゲキゲキさんと自分の物語と思えるようになっていったのです。それぐらい助けられました。

グリーンの2回目観劇(=グリーン千穐楽)で剛充さんと澤井さんのエリザ武田シーンを拝見した時、3人版が終わるという安堵感と寂しさ、そして何よりゲキゲキさんに助けられたという今までの人生で感じたこともない大きな感謝が頭を過り、今まで見たどの色のどのシーンよりも涙が止まりませんでした。その後の面会で剛充さんにこの感謝を伝えようとしましたが、二言三言お伝えしただけで感極まって言葉に詰まってしまいました。そんな恥ずかしくて もうええ大人の私をその場で暖かく受け入れてくださった剛充さんの顔は本当に忘れません。

残りの2回(SP2・SP3)もぐちゃぐちゃに泣いてしまいました。SP公演でも、武田兄の感謝というのは自分の感謝でした。SP3での森崎さんが大絶叫する所はもうたまりませんでした。偶々ながらエリザ役が中村さん・植木さんというゲキゲキメンバーだったのも有難かったです。

 

ここまで物語と自分を照らし合わせて深く深くのめりこんだお芝居というのは、後にも先にも出てこない気がします。

ありふれた表現で申し訳ないのですが…本当にありがとうございました。

2018/12/16(2) 3人芝居クリスマスケース[ピンク] (劇団「劇団」)

■観てきた舞台

劇団「劇団」さんの『3人芝居クリスマスケース』

@大阪心斎橋 ウィングフィールド

2018/12/16 19:00~ ※ピンクチーム

3人芝居×9チームで上演、劇団「劇団」の「3人芝居クリスマスケース」 - ステージナタリー

 

■感想

観劇6組目、ピンク。グリーンと同じく観劇予定はなかったのですが、前日ぐらいにどなたかのTwitterで中野聡さんのお写真を拝見し「やっぱ行っとかなあかんよな」と直感がして行ってきました。ちなみに中野さんは「大泥棒」の時に拝見しただけ。当時はどちらかというと落ち着いたイメージ(お芝居)というぐらいしか印象を抱けず、前述のような直感に何故襲われたのかは分かりませんでした。「男性パート枠」であることがそうさせたのかなと。

その少し前には、三浦さんのこんなTweetを拝見しておりまして。

何故長いのか?? 誰かの喋り方とかなのか??

 

知ってる知らないということでは、全然知らなかった役者さんがご出演されていても、じっくりと堪能できて、終わる頃には好きの塊になっているのがこのお芝居の良さでして。

結局ピンクも凄かったんです。中野さんってめちゃくちゃヤバい人だったんですね…。

 

要は、ただひたすらに、笑えたんです。クリスマスケースってこんなスラップスティックなお芝居でしたっけ??みたいな。フィジカルの使い方ですね。

一番は意味のない動きが多いことですかね。結局これが笑えるんだと思います。マウスさんみたいなとにかく暴れ回る感じの。でも森崎さんは今回そこまで暴れてなかったですけどね。丈二さんは暴れるのかな?(←レッドまだ観れてない)

まあでも中野さんも森崎さんも、例えば誰かに跨るとか抱きつくのが好きですよね。「誰かに」って言いましたけど、3人芝居で自分・女子・男子なので必然的に男子になっちゃうんですけどね。

 

そこでさっきの三浦さんのTweetに戻るんですけど。ブルーチームとは違って本筋には不要な、でも面白い動きとかが足されていくので、そりゃ上演時間も長くなりますよねっていう感じでした。上演中に時計を観てなかったので実際は分かんないですが、多分長かったんじゃないでしょうか。

とは言え、上演時間が長くても薄まらずに濃いままなので、満足度はキープしてた印象でした。

 

■気になった役者さん

男性パート、中野聡さん。途轍もない表現者ですね。「人間の目ってあんだけ大きく開くんだな」とか。ただ、そういうフィジカル面もあるんですけど、もう一つ驚いたのは「解釈」ですね。例えば、結構盛り上がる とあるシーンでかなり長い時間客席に背を向けてらっしゃって。シーンも物語中のかなりインパクトの強い所なのでちょっと衝撃でした。中野さんなりの考え方が見えた気がして、これがピンクの色なのかなと。最後に、肌が綺麗なのはズルい。

女子パート、小村七海さん。ひたすらに真っ直ぐなお芝居をおやりになる印象。中野さんが掻き回して、橋口さんも結構崩しにかかることが多くて、そんな中でのストレートなお芝居。そもそもゲキゲキさんは真っ直ぐな役者さんばかりなので誰にでも好感が持てますね。

個人的にはクライマックスに近いところで大泣きしながら役に入り切るのも好きでした。他には久保さんや澤井さんもそうだったんですけど、そこで泣いちゃうとすぐ次のシーンがやってきて切り替えないといけないので大変なはずなんですよね。かなり客席に近い場所で照明を当てられるので尚更(下手したら繋がらないのかも)。それでもリスクを顧みず熱演していただけるのは観客としては有り難い限りでした。

男子パート、橋口俊宏さん。初めまして。長身と甘い笑顔で華がありましたね。その笑顔を存分に生かしたキャラもあって感心していました。ブルーの松田さんもニコニコ顔でお芝居をされるシーンが多かったですが、それ以上の柔らかさがありましたよね。キャラの一つに、公式Twitter掲載の役柄を拝借すると「自信が持てない元ヤン」とあるんですが、全然元ヤン感がなくて。でも成立してるんですよね。それが橋口さんの凄い所なのかな。あえて言えば、小村さんとの身長差ネタはもっと観たかった気がします。最初のエリザと後藤のシーンとか。

 

■まとめ

6チーム目でしたけど一番笑いましたね。また新たなクリスマスケースを観れた気がしました。何度も言うようですが、チームが変わると芝居が変わる。しかも大きく。

「ちょっとでも色んなクリスマスケースが観られればええわ」とだけ考えて観劇しに行くので、そこまで笑う(また別のチームでは泣く)とは全然予想してないんですよね。そんな軽い気持ちでお伺いして本当に申し訳ないんですが、とりあえず飛び込んでいけば期待以上のものでちゃんと迎えてくださるこの企画は本当に有り難いです。

あと一週間お世話になります。もう少しだけよろしくお願いします。ありがとうございました。

2018/12/15(1) 3人芝居クリスマスケース[ブルー] (劇団「劇団」)

■観てきた舞台

劇団「劇団」さんの『3人芝居クリスマスケース』

@大阪心斎橋 ウィングフィールド

2018/12/15 12:00~ ※ブルーチーム

3人芝居×9チームで上演、劇団「劇団」の「3人芝居クリスマスケース」 - ステージナタリー

 

■感想

観劇5組目のチームはブルー。物語に「流れ」があったのが一番の印象というか衝撃でしたね。ベースとなる物語は勿論良いんです。でもそこをブルーならではの潤色が入ってて、それがまた素晴らしいんですよね。比較するのも申し訳ないんですが、ブルーを観て、物語の所々に細かい穴が開いてたことに初めて気付けるんじゃないかなと。ブルーはその穴をちゃんと埋めてくれるから、分かりやすい(分かりやすくなる)。水が漏れずに流れが生まれるのかなと。他のチームがどうこうということではなく、ブルーの売りの一つでしたよね。

流れの意味を全部説明するとネタバレになるので控えますが、ブルー以外のチームをご覧になった方はブルーを観ていただきたい。うえださんがいらっしゃるからボケツッコミが増えたとかそんな単純なレベルじゃないですから。

 

■気になった役者さん

男性パート、うえだひろしさん。クリスマスケースで最も楽しみにしていた役者さんのうちのお一人。「ピタゴラスのドレス」で初めて拝見して衝撃を受け、「Small Town, Big City~大阪でひろった4つの小石~」で大好きになり、そして今回。正直な所、会場に向かう電車の中で以下のお写真を見て、開演2時間前から泣きそうになっている自分がいました。

いや今回も本当に素晴らしかった! 他チームの感想でも書いたんですけど、ツッコミ要素がかなり少ないお芝居なんですよね。強引に捻り出しているチームもあったんですけど、うえださんは一味違って。ストーリーをちゃんと噛み砕いて、そもそもボケツッコミがあったようにしてらっしゃって、それがもう本当にため息モノ。そんなやり方あるんか!っていう衝撃。

他にも、千変万化をスマートにこなされたり、あの手この手でキャラを確立されていたり。全てにかけて「面白くしたんねん」という執念が見えて本当に素晴らしかったです。個人的には某ローカル鉄道の駅員さんっぽい方も出てきてテンアゲでした。

女子パート、町田名海子さん。ブルーお三方で唯一、初めましてだったような気がします。

町田さんの女子パートは新しかったですね。何がかと言うと「軽くない」という点。例えばヒステリックさや雄叫びとかがハマってて。ヒステリックさが求められるパターンも物語中に出て来るんですけど、そこにピターッと。町田さんのお芝居は9チームあるうちの少数派っぽい印象なだけに、こうしてまたブルーの満足度が上がっていきますよね。

男子パート、松田悠さん。来ました。匿名の佐々木さんと同じぐらい高いレベルで期待してましたが、期待通りでした。これもまた他のチームと違うポイントなんですけど、男子パートで地声が高いのって松田さんぐらいだと思うんです。そこに加えての主人公スマイル。編集者役は今までの男子パート出演者の中で一番好きでした。

 

■まとめ

誤解を恐れずに書いてみます。敢えて区別すると最初に観ても良いチームとそうでないチームがあると思ってて、一回きりの観劇ならブルーを、リピートするなら2チーム目以降でのチョイスをおすすめします。山椒と唐辛子がどっちも入ってるような感じ。楽しすぎましたね。ありがとうございました。

2018/12/14 3人芝居クリスマスケース[グリーン] (劇団「劇団」)

■観てきた舞台

劇団「劇団」さんの『3人芝居クリスマスケース』

@大阪心斎橋 ウィングフィールド

2018/12/14 19:00~ ※グリーンチーム

3人芝居×9チームで上演、劇団「劇団」の「3人芝居クリスマスケース」 - ステージナタリー

 

■感想

シアンの初回を観て少し経った頃から思い始めたことが2つありまして。1つは「シアンをもう一回観なければ年が越せない」、もう1つは「澤井里依さんによる(覆面作家役)を観なければ年が越せない」。後者が澤井さんピンポイントなのは先日の30GPでの「ウチハソバヤジャナイ」でのお芝居の凄まじさが頭に焼き付いてるからですね。「30GPのアレであんだけキャラに入ってはって面白かったんやから、クリスマスケースで観ても絶対素晴らしいやろ」という期待感。

グリーンチームは都合が良くなく元々観に行くつもりがありませんでした。しかし、やっぱり後悔はしたくない。予定をこじ開けて当日券で観劇してきました。

 

いつもの通りになりますが、行ってよかったです。

特に、もう、澤井さんが素晴らしいのなんの。無事に年を越せることが確定しました。感謝感謝。

公演全体としてもチームが変わって新鮮に観られましたね。例えばまだこんなに泣けるかっていうぐらい。

 

■気になった役者さん

男性パート、古川剛充さん。いよいよ登場、ゲキゲキ主宰。

すごく優しくて温かいお芝居。澤井さんと三好さんをしっかり受け止めているように感じました。見た目が激しいことのギャップはあるんでしょうけどね。それに加えて「満を持して」登場した故の変な爆発もなく。そんな上品さを激務と重ね合わせるのは野暮なので止めておきたいと思います。

女子パート、澤井里依さん。男子パートはカン・ソンヒョさんに満点を付けましたが、女子パートは澤井さんですね。いやもうレッドとかまだ観てないけど、ここで150点ぐらい付けても間違ってないんとちゃうかな。それぐらいズバ抜けて素晴らしかった。

澤井さんの表現力と間をこれでもかと見せつけられましたね。敢えて言うなら全部のキャラのアクションとか表現が通常の1.5〜2倍ぐらいの濃さ。「このキャラはこうあるべき」っていうのを細部まで表現してらっしゃって。ただ「憑依」という重々しい言葉ではなく。相槌などの掛け合いの間も良くて。グリーンはやたらテンポ良く進むな〜と思いましたけど、多分澤井さんのお陰なんかなとも。

男子パート、三好大貴さん。夏に観た『Love Later』以来。同作で一番印象的だったのは関西弁でのツッコミだったんですよね。でも今回のお芝居はツッコミという役割がほぼ不要。なので知り得ていた三好さんの特長がリセットされた状態となり…。

しかしこのお芝居にはまた別の特徴があって。それは「シュッとした俳優さんが割りと変なコトをやらされる」こと。この点で良さが出てましたね。客席も結構湧いてましたよね。具体的に何をやってたかは控えますが、今まで拝見した他3チームとは全く違うアプローチで笑いを取りに来てたのは新鮮でした。何なら「そのキャラにその属性は渋滞するって!」っていうぐらいの強烈なやつ。

 

■まとめ

個人的には、グリーンチームは全9チームのうち「別の舞台でガッツリ観たことがある度」の平均指数が一番高いチームでした。その分期待も大きかったのですが、見事に期待以上の作品で素晴らしい限りです。

今回で言うと主に澤井さんを拝見して、3人芝居クリスマスケースという企画は「今回観てめちゃくちゃ好きになった役者さん」の発生率が異様に高いことに気付きました。それほどガッツリと役者さんを堪能できる、秀逸な企画ということですよね。こんな素晴らしい機会を提供してくださった剛充さんに最大限の敬意を払いつつ、感想とさせていただきます。今回もまたありがとうございました。

2018/12/09(1) 3人芝居クリスマスケース[イエロー] (劇団「劇団」)

■観てきた舞台

劇団「劇団」さんの『3人芝居クリスマスケース』

@大阪心斎橋 ウィングフィールド

2018/12/09 12:00~ ※イエローチーム

3人芝居×9チームで上演、劇団「劇団」の「3人芝居クリスマスケース」 - ステージナタリー

 

■感想

よく考えたら前回のシアン観劇から24時間も経ってないですね。それでもまあ、笑う所では笑い、泣ける所では泣いて。あのチームはこうだったけどイエローはこういう解釈なんだな〜という楽しさもまたあり。

それより何より驚いたのは「こんなセリフ知らんかった!(ここでこんなこと言うとったんか)」ということがまだまだ出てくることですね。私自身の記憶力・集中力は一旦置いといて、各チームの「魅せ方」が違うってことですよね。魅せ方が違うから、場面ごとの光の当たり加減も変わってくるんだと。まだまだ見れるぞ、クリスマスケース。

 

■気になった役者さん

詳しくは後述しますけど、ウィングフィールド着いてから退出するまでを振り返ると「森崎さんに始まって森崎さんに終わる」というのが率直な印象でしょうか。しかし、そうなるまでは紆余曲折がもちろんあって…。正確には「森崎さんに始まって(二人に揺さぶられて)森崎さんに終わる」というのが正しいのかな。

 

男性パート、森崎正弘さん。イエローチームを観劇することに決めた直接の要因の方。この夏の「hung on 魂」を拝見してから今まで、森崎さん(というかMousePiece-reeさん)には笑わせられっぱなしで。でも「クリスマスケース」は泣ける要素もあるので、「森崎さんのお芝居で泣く」という感覚がもうひとつイメージできなかったのも正直な所でもありました。

まあ、そんなのは当然、杞憂でしたよね。手練らしい変幻自在かつ濃くてストレートなお芝居。この作品は「ツッコミ」という要素が少ないだけに、私の森崎さん大好きポイントである怒涛のツッコミが観られなかったのはほんの少しだけ残念でした、が! 最後! 泣けましたね〜。最後のシーンって男性パート役の方に目をやることって今までなかったんですけど、今日はたまたま男性パートを観てて、やられましたね。これもまた森崎さん好き好きポイントである顔(表情)で涙がブワッと来たのは観る側としても光栄かと。劇場を出てミナミを歩きながら「あれが起きたら確かにあの顔になってしまう」という結論に至って勝手にスッキリもしました。

女子パート、久保真優さん。ゲキゲキさんの作品を拝見するのは3作品目ながら、初めましてでした。ゲキゲキの末っ子、本当に末恐ろしいですね。度々書いてますが「売れっ子覆面作家」のくだりがこの物語の中で一番好きでして。パープルの栗田ゆうきさんが正解をやっていたような印象だったんですけど、久保さんも負けず劣らず。熱の入り方。このお芝居が本当に好きなんやろな〜というのが手に取るように解る熱演。この時ってお相手の森崎さんがかなりクセの強い芝居をされてて、普通に考えたらそれに食われてもおかしくなかったですけど、見事に跳ね返してて。ここのご兄弟(劇団)は末っ子がそもそも末恐ろしいなと。

男子パート、カン・ソンヒョさん。Twitterにも書いたんですけど、マジで満点。9役全部が素晴らしかった。何が素晴らしいって、表情のお芝居ですよね。コメディそのもの。真面目不真面目、滑稽さ、スマートさ。上演中に色んな役柄が積み重なっていく度にどんどん好きになっていってるのが解りましたもんね。あとは、森崎さんと同じで、今まで「真冬の花火と約束の少年」の役で涙なんか出なかったですけど、今日はちょっと泣いてしまって。誰でしょうね、こんな素敵な俳優さんをパンツ一丁にさせたのは…!!

 

■まとめ

イエローチームは、役者さんの持ち味や熱さを持っての直球勝負でしたね。観客としては見事に完敗でした。素晴らしい。

この企画で言うと、同じストーリーのお芝居を連日拝見して、飽きずにまだまだ揺さぶられるのはありがたい限り。まだまだお世話になります。ありがとうございました。

2018/12/08(1) 3人芝居クリスマスケース[シアン] (劇団「劇団」)

■観てきた舞台

劇団「劇団」さんの『3人芝居クリスマスケース』

@大阪心斎橋 ウィングフィールド

2018/12/08 15:30~ ※シアンチーム

3人芝居×9チームで上演、劇団「劇団」の「3人芝居クリスマスケース」 - ステージナタリー

 

■感想

今年の12月は「3人芝居クリスマスケース」に賭けている(?)ので、都合6回観に行く予定をしています。今日はそのうちの2回目、シアンチーム。

前も書いたかもですが「同じ芝居を何回も」というのは初めての経験でして。そこに付き纏うのは「飽きる」という言葉。仕方ないですよね、人間ですから。それでもそこに挑もうとしたのは、ゲキゲキさんという名前、壮大な企画、そして、気になる役者さんがいる、という点が作用しているからかと思っています。

 

いつもの長い前置きはこれぐらいに。

結局の所、飽きることは全くなく、「やっぱり」素晴らしかったですね。満点。好きなシーンは何回観ても好きで笑えるし泣けました。

前回観たパープルチームと比較してみると、演出も全然違って驚きましたよね。例えばパープルだととあるシーンで中路さんが金さんの頭を叩くくだりがあったんですけど、シアンはそれがなくて。逆にシアンにだけあるものもありますし。

また別の観点では、気候の違いもあるんでしょうけど、汗の量が違いましたね。パープルなんか脱水症状手前ぐらい汗をかいてはりましたけど、シアンは三浦さんがうっすらぐらい。中村さんなんかドタバタしてるのに全くで、こちらもまた驚きました。

 

■気になった役者さん

シアンに関しては、このツイートに全てが凝縮されていたんじゃないでしょうか。

余談ですが、本番直前に同様の事を仰った三浦さんに対して、中路さんのツッコミも良かったですね。

 

三浦さんの「あの手この手を駆使して」というのが、まさにそうだったなと。例えば、パントマイムだったり、貪欲にブチ込んでくる笑いの取り方だったり。このお芝居はいくつもの「ケース」があり、楽しいケースとちゃんと魅せるケースが割とハッキリめに分かれてるんですよね。そんなケースごとに三浦さん主導でメリハリがちゃんと付けられてて。だから前述の中路さんのツイートにたどり着くのかと。

濃い薄いで言えば、メイクも濃かったですね。数百人キャパぐらいの劇場用の濃さ。

 

男性パート、三浦求さん。はじめまして。パープルの1本目観劇時に会場にお見えになっていましたよね。その時に中村さんに一言ご挨拶したら三浦さんの元に連れて行ってくださって。そこで初めて拝見して、確かにスマート系の方だなという印象だったんですけど、その印象を持ってしまったのがかえって良かったですね。金哲義さんとはまた違う「やりたい放題」を観せてくださいました。

セリフの間と、キレのある動作のスマートさにただただ感心。男子パート役を殴るシーンが特に華麗でしたね。お召の衣装も相まってヒラヒラ~っと。あれは素敵だった。

女子パート、中村千奈美さん。三度目まして。中路さんと一緒でガッツリは今作品が初めてかも。そんな中で中村さんの声が好きということに気が付きました。例えば(この作品全く関係ないですが)是常さんほどは落ち着いてはないけど、締まって聞こえるような低さがあって。Twitterとか(順番逆ですけど)アフタートークを拝見してると結構明るいイメージがあるのでギャップにやられました。特に「地球を守る特命機関 本部長」「張り込み中の刑事」あたりがハマり役でしたね。

あと、これ書いていいかわかんないんですけど(でも思い出に書いておきますけど)、途中、三浦さんに思いっきり笑わされて芝居が止まるくだりがありましたね。残り3公演も戦いかと思うとゾッとします。最後のスペシャル公演もあそこは三浦さんと中村さんの組合せで観たいですね。とは言いながらすぐにちゃんと立て直しはったのは見事な集中力でした。

男子パート、下浦貴士さん。壱劇屋さんの運動会以来かな。お芝居では初めまして。声が大きくて好きでしたね。三浦さんとはまた別のフィジカル。素人ながら「声が大きい」って大事な要素と思ってて。三浦さんや中村さんも大声を出すシーンはあるんですけど、シアンの中では下浦さんが一番出てはったかな。ってか声のことばっかりですね。何かすみません。ちなみにお芝居中で最初に涙が出たのは下浦さんメインのくだりでした。

 

■まとめ

今日は「リピート観劇とは」というのがポイントでしたが、何の問題もなかったですね。これは本当に新たな発見でした。ゲキゲキさんには感謝したいです。それに、リピート観劇して、この作品はどのチームも色が本当に出るな~とただただ感心しました。

要は、一ヶ月、本当にずっと楽しめる企画なんだなと。

引き続き頑張ってください。シアンの皆さん、ありがとうございました。