さむのはてぶろ

テレビの感想とか書くやつ

2018/09/08(3) #ハイドヒーロー

ピタゴラスのドレス」のダブルアンコールが終わるやいなや、すぐにインディペンデントシアター2ndに移動。そこでは、彗星マジックさんの「H.I.D.E~ハイド~」を観てまいりました。今回初めて観劇させていただいた劇団さんですね。

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こちらも「ピタゴラスの~」と同じく公演の前日夜に滑り込みで予約したパターン。もっともこちらはテーマ云々は関係なく「なんだか面白そう」ぐらいにしか考えてませんでした。

結局は面白かったですね。タイトル内に「彗星マジック21景 ヒーロー長篇」とあるように、シリーズものということで。なので以前から知っていれば満点だったんでしょうが勉強不足でした。ただ今回だけ掻い摘む形になった私でも楽しむことができましたね。あまり事前に知識を入れずに観劇するスタイルのため、何かで斜め読みした「ヒーローが暇になる」という程度の情報だけで臨みました。そのため、浅い想像ではダラダラする所が一つの笑いになって進んでくのかな?と思ってたんですが、全編通して全然ダラダラしてませんでしたね笑。前半は「ちょっと笑いを含んだ、それでも割りかし普通のヒーローもの」ぐらいなもんだったんですけど。しかし話が進むに連れどんどん人間ドラマ…人間と一言で言うのも不適切ですね笑。まあそういう関係とか事がややこしくなっていって、戦闘シーンもあるんですけど、ヒーローならではの熱い想いと初めて見るような勧善懲悪で最後はホロッと涙がこぼれてました。大泣きはできなかったですけどね。1~2時間前に1stで大いに泣いてきたので。

ちょっとどこまでネタバレしていいのか分かんないですけど、ストーリー的に具体的におぉ~と思ったポイントで最たるものが、悪者サイドの最期ですね。結果として「やられる」んですけど、やられ方が「諦め」なんですよね。これが今まで見たことなかったなと。そう言えばストーリー全体で言っても誰も死んでない(すでに死んでる人ならいましたが)。自分の中でそれが新しくて、何かへぇ~と思ってしまいました。また悪者の泥谷将さんの演技が素晴らしくて。すげー憎いの。こいつどうしようもない悪者やな!っていう感じの。でも復讐の側面もあって手放しで憎めないのがまた憎い。ちなみに憎さを感じるのは単純に喋り口なんでしょうけどね。いやでも大阪のお芝居を観てる実感が湧きますよね。感情移入はできないけど凄いな!って思いました。

他の演者さんだと、いつものことなんですけど、やっぱ皆さん凄いですよね。最初のモブシーン見てると「ああ、やっぱ人数多いから全員のこと何かわからんよな…」ってこっちが諦めちゃったんですけど、いやいや、後ほどにちゃんと見せ場があって。でもまさかそんなに見せ場があると思ってなくて。事前にパンフレット買ったんで、その安心感たるやなかったですね。後でそれ見りゃいいやっていう。パンフレットご用意してくださって本当に有り難かった。

「皆さん凄い」という言葉の意味なんですが、一番はフィジカルですね。2時間の公演を200%で進んでいこうとするから、そのハラハラ感もあって。カーテンコールで宣伝してらした米山真理さんなんか、劇中と違って非常におポンコツでしたもんね。いやそんだけやりゃそうなるよっていう。これを1日2ステというから末恐ろしい。米山さんといえば、途中の長台詞(全体的に長台詞なんですけど)でのとある単語をトチった時にアドリブで揉み消してたのにも感心しました。舞台女優って感じがして。池山ユラリさんもお若そうなのに良いお芝居でしたね。揺れ動くあたりとかね。最後はグッときました。あとは何気に和田雄太郎さんのパントマイムも見入ってしまいましたね。ごく短い時間ではありましたが、生の舞台で見たことがなかったので、ひっそりと感心したポイントでもあります。

 

そういえば、笑いだけのパートってなかったですよね。ただ全体的に割としっかりめに笑いの味付けがされてて。普通は一振りの所を三振りぐらいしてある感じ。ただ元々笑いに来た訳じゃなかったので、結果としてコスパよく思えたのが良かったです。何のまとめにもなってませんが…。

12月の次回公演も早速予約させていただきました。次回も期待しております。ありがとうございました。