さむのはてぶろ

テレビの感想とか書くやつ

2018/10/06(2) #三日月川 (Micro To Macro)

夕方は、大阪天王寺は浄土宗應典院にて、Micro To Macroさんの「ワンダー三日月リバー」を観てまいりました。10/6 19時開演の回です。

ワンダー三日月リバー 〜46億年の奇蹟の話〜 | Micro To Macro

何ヶ月か前に最初にチラシを見た時は「少し気になる」とは思っていたものの、観劇予定には入れてませんでした。しかし先月、彗星マジックさんの公演で泥谷将さんのお芝居を観て、それがいたく印象に残りました。そこから泥谷さんのTwitterを拝見するようになって、この作品に興味が湧き、一昨日ぐらいにチケットを取った、という経緯がありまして。だから泥谷さんを観に行ったという側面が強かったです。

ベタな言葉を使うと「お芝居あり、歌あり」で「笑いあり、涙あり」。前者はミクマクさんのアイデンティティなので敢えて言う必要もないですよね。凄いのは後者。とんでもなかったですね。一番は涙の量。ちょっと泣きすぎました。壱劇屋さんの「独鬼」ぐらいのボロ泣き。

前半と後半でクッキリと分かれるんですよね。前半が笑い、後半が涙。何が凄いって、前半の笑いの量が、そっくりそのまま後半の涙の量になる所。前半で10回笑うとして、涙が後半に10回流れるイメージ。まだ凄いのが、前半は全員野球で笑かしにかかるのに、後半は泥谷さんメインの少人数で揺さぶってくるんですよね。石畑さん・楠村さん・いぬいさんという良いアクセントと共に。

そんなのも諸々あって、前半と後半でこれだけも変わるかという衝撃がありました。時間の流れの速さとかも全然違うし。「前半」という大きな伏線というのがあるのだなあと感心しましたよね。そして、悲しみはミクロ、前向きな気持ちはマクロ。

アフタートークも拝見させていただきました。その中でゲストの泉さんが仰ってた内容がこれ以上ない端的なまとめで、同様のことをTwitterにポストされていたので引用します。

 

特に気になったキャストの方について。

…お名前を挙げる前に、曲について。個人的には1曲目の「DepartureⅡ」というのが一番好きでした。オープニング扱いなので曲中にボーカルの石井さんとプレイヤーの皆さん以外でダンスや劇中のハイライトをおやりになるのですが、曲の良さ・ボーカルの良さ・生バンドの良さ・オープニングならではの華やかさ・この作品の期待度・ずっと観たかった泥谷さんという俳優さんが目の前にいらっしゃることという諸々相まって、開始早々で涙が出てきてましたね。「ここで泣くのは違う」と考えてはいるんですけどね。周りに邪魔にならないように静かに泣いてました。

ミャーコ役、石井テル子さん。ボーカルでの凄まじく華やかなオーラとお芝居での天真爛漫なキャラ、このギャップがたまりませんでしたね。アフタートークも面白かった……けども引き出されてばかりでしたが笑。

トリオ役、泥谷将さん。本当に素晴らしかった。一切の無駄がない、釘付けになるお芝居。彗星マジックさんの公演(ハイドヒーロー)では物語上は救いようのない悪役で、敢えて言うなら一方向の見方しか出来ない役柄だったのですが、今作は喜怒哀楽をフル活用されてて、また一段と好きな役者さんに昇華しましたよね。他では、ものまねもあるとは思いますが、田米カツヒロさんや石畑達也さんをツッコミがてら叩く・蹴るのも手加減なしでこれまた気持ちが良かったです。冷徹な表情のまま叩く蹴るのはハイドヒーローのままで。

ピッピ役、石畑達也さん。今回のお芝居で、私の中で株が急上昇したのはこの石畑さんですね。まあそもそも存じ上げていたのが泥谷さんと石畑さんしかいなかったのですが…。石畑さんは8月の匿名劇壇さんの公演で初めて拝見し、今回はそれ以来でした。茶化女子の男性キャストだと偶然ながら一番笑いに欠ける役柄だったので、そのギャップだったんでしょうね。どちらかと言えば男臭い出で立ちでありながら、ピッピという温かみを持つキャラをデリケートな場面で見事に演じきっていて、何で茶化女子の時にもっと注目しなかったんだろうと後悔しましたよね。こちらも素晴らしかった。

小柳役、水谷有希さん。何となく気になって挙げました。デスク役の感じがそう思わせたのかなあ。水谷さんのもっとお芝居を観てみたかった。

瑠海役、いぬいさん。中盤に私がぐちゃぐちゃになるまで泣いた直接の原因の方ですよね。本当にずるい。素性が分かんなくて、もしかしたらええおっさんとかおばはんなのかもしれないけど、何にせよ完成されたものをお持ちなのかなと感じさせる非常に魅力的な方でした。

 

泥谷さんのことばかり書いて自分でも若干どうかしてると思わざるを得ませんが、勿論それだけではなく、技術さんなどの裏方さんも含めて 非常に素晴らしい公演でした。照明さんとか。お芝居とバンドが完全に「融合」してましたしね。色んな発見があって良かったです。ありがとうございました。