さむのはてぶろ

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2018/11/09 時をかけるおっさん ~完結編~ (お笑いサタケ道場)

大阪天王寺はシアターOMにて、お笑いサタケ道場さんの「時をかけるおっさん ~完結編~」を観てまいりました。11/9 19:30の回です。

 

初めましてでした。「月刊お笑いサタケ道場」のお名前自体はチラシで存じ上げていましたが、なぜか踏み出せずにいました。そんな中でゲキゲキさんのクリスマス公演に佐竹さんがご出演されることを知って佐竹さんを知っとかなあかんやろと。また今回の「時をかける~」も面白そうな内容だったので観劇してきました。

 

流石に再演はなさそうなので、ちょっと詳しめに。

前説。劇場の説明や観劇時の注意事項、そして今までの「月刊~」で上演された作品の振り返りを兼ねた説明。前説と言いながら普通に開演時間をオーバーしてて驚くものの、実はこの前説が本編に組み込まれていたということで(いわゆるストーリーの一部)なお驚き。そしてこの前説がある意味では伏線になっているという。

聖書のシーン。フリ。ただただ聴き入るだけ。

電話のシーン。電話が掛かってきて取るくだりがあるんですけど、技術も全てご自身でおやりになるので「自分でSEのスイッチ押す→会場にSE鳴る→電話取る」という一連の流れが面白かった。そんなこんなで聖書のシーンの空気がリセット。

即興芝居。客席からキーワードを3つ募って、笑える話や感動モノを即興で。確かに成立していましたね。素晴らしい。

自称お笑い芸人のシーン。ドラクエネタはスベってましたけど実は立派な伏線で見事に回収。ここから生と死の話が濃くなる。

悪者がテーマの一人芝居。個人的にはこれが一番見応えありました。ザ・一人芝居。かなりヘビーな表現(犬を食べるとか野盗に襲われるとか)もあって苦手かなと思ったんですけど、見る見るうちに引き込まれていきました。

聖書のシーン。またフリ。

電話のシーン。またリセット。

「月刊~」で上演した過去作品の振り返り。ここで前説の内容が生きてくる。前説よりは多少演劇チックに。

闘病や、自分の罪について。罪はチラシに書かれてたキーワードですね。自分なりの解釈になって申し訳ないんですが…。悔やみとか罪とかがある中で揺るぎなかったのは、佐竹さんのその姿が愛おしかったこと。おっさんだったとしても。「もっとこうさせてあげたかった」というよりは、亡き後に今できることとしてこんなことをしてあげたというのの塊でしたよね。死に化粧で綺麗と言ってる感じなのかな。でもそれが未練がましくないように見えたんですよね。表現力と言ってしまえばそれまでなんでしょうけど、そこには収まらない気もします。

 

2時間に収まらない公演で、死生観に関する短編の一人芝居が何本も押し寄せました。しかもほぼ実体験を朗読してるだけのものもあり生々しかった。完結編と言いながら新参者にもわかりやすく説明していただける場面もありました。でも知ってた方が面白いし泣けましたよね。知らない要素があったとしても観客としては100%に近い満足感がありました。でもそれは佐竹さんの指す100%でないはずと思うとなんか悔しい。

途中照明とかでシクってた時もありましたけど、でもそれもほんの微量。ほぼみんな泣くほど移入できていたぐらいにはチャレンジ成功なのでは、と。

 

とりとめのない感想になって申し訳ありませんでした。来年もまた引き続きハイペースで公演されるということで今からもう楽しみです。ありがとうございました。