さむのはてぶろ

テレビの感想とか書くやつ

2018/11/10(2) Bouquet (NO-BRAND ACTORS)

船場サザンシアターにて、NO-BRAND ACTORSさんの「Bouquet」を観てまいりました。11/10 18時の公演。

公演情報 | NO-BRAND ACTORS

 

最近は短編集の舞台を観に行くことが多いです。そこに長編に対するネガティブな理由はなく。短編は単純に色んな話が観られるのが良いですよね。そこに短編同士が繋がることがあれば最高。今回の公演もそんなニーズに合ったので拝見した次第です。また、船場サザンシアターという劇場がどんな所かも見たかったこともあり。

 

作品は3本。一つずつ感想を。上記リンク先から引用します。

1、ソメイヨシノの物語「優しい夢」

花言葉…純潔、優れた美人

これ、すごかった。とんでもない先制パンチでしたね。脚本の衝撃と照明の衝撃。そして「ようこれを1本目に持ってきたな」という衝撃(とは言いながら3本観終えたら納得しましたが)。終演後も客席がザワついてましたよね。ユニット主催のお二人がメインでご出演されていましたが、ある意味「やりたい放題」やっていたような。これが書けるんならミステリーものも観てみたい。

 

2、ガーベラの物語「言繰の魔女」
花言葉…希望、常に前進

観劇前にTwitterからこの作品が一番良かったというご意見があったのを偶然拝見したのですが、それも納得の出来でしたね。私もこのお芝居が一番好きでした。

一番は「魔女」の存在ですね。言葉通りの「魔女」ではないんですが…。魔女をあえて一言で言うと「どうしようもなく良いヒト」なんですよね。魔女を下支えしてるモノがそうさせてるんだと思うんですけど。魔女の存在は紛れもない非日常。また相手役の男性(誠)を取り巻く環境が良くも悪くもリアルで。日常にその非日常がぶつかって、心がすごいやられました。良い方に。魔女は別に一途でもないんですよね。誠LOVEじゃなくて自分の力を発揮できる先がたまたま誠だっただけで。そこがまた普通の恋愛話に成り下がらないブレーキになってて良かった。

あとアンサンブルキャストのみなさんも良かった。特に同級生のお二人。飛鳥さんの軽さ、杏奈さんの女性ならではの力の抜け方とセリフの間の良さ。ここはもっと長い時間で観ていてたかったかも。

 

3、ネリネの物語「心のアトリエ」
花言葉…幸せな思い出、また会う日を楽しみに

これね、終演後にマジで驚いたんですよね。2本目の会社のシーンで誠の同僚役がそのまま3本目のメインになってるっていう。全然気づかなかった…。

それはさておき、この作品が一番抽象的だったような印象でした。前の2本って非日常ではあるけどリアルさがあることには違いなくて(あえて1本目もこちら)。また別の見方では、この3本目はこの世に生きていると100%有り得ない設定なだけにストーリー的には一番肩の力を抜いて観られましたね。

出演者はお二人。北脇さんは今回ご出演の中で一番演技に明るそうで感心。冬原さんは、惜しいことに度々噛んでらっしゃいましたが、きっとそれは役柄上の焦りとか次のセリフを早く言いたいみたいな気合いが前に出たものかなと考えると愛おしくなりました。

 

脚本、構成、照明、キャスト…。所々でインパクトもありつつ、見所が結構ありましたね。ひねり出さなくても感想がホイホイ出てきて。前回の公演はインディペンデント1stでおやりになってたようで、2ndぐらいの(サザンシアターよりは)広めの劇場で次の作品が観られるといいなと思いました。ありがとうございました。