さむのはてぶろ

テレビの感想とか書くやつ

2018/11/17 騒々しい (三俣婦人会)

大阪千日前はTORII HALLにて、三俣婦人会さんの「騒々しい」を観てまいりました。11/17 19時の回。

三俣婦人会「騒々しい」“脳死”テーマに家族を描き出す - ステージナタリー

 

初めましてのユニットさんでした。前回のTORII HALLはThe Stone Ageヘンドリックスさんの「お前とお前は帰ってよし」で、そこからの続きですね。ストーンエイジさんの時にゴン駄々吉さんが表方をご担当なさってて、名札を見て「変わった名前の方だな~」と。で、ストーンエイジさんの公演が良かったので、じゃあゴン駄々吉さんの作品も面白いかと思って拝見してきました。何とも安直な理由ですね。

 

ナタリーさん記事を引用します。

第3回目の本公演となる今回は、“脳死”をテーマに家族の姿を描き出す。

テーマ的にも社会派っぽくて興味をそそられる内容なのかな、と。

そしたらば、全然想像と違いましたね。ただその方が良いとも思ってます。素人の想像通りに来られても…という話でもあるので。

なんてったって、テーマの「脳死」という単語が劇中にほとんど出てこない。終わってみればこれが一番凄まじいポイントな気がしましたね。その単語が出てこない代わりに、家族の一連の「騒々しさ」を加えて紛らわしてるもんだから、生き死にについてやってるのだな~というのは解るけど泣きたいという感情にはあまりならなかったですね。そこに上演時間80分ほどというちょうどいい長さ。何方かがTwitterで「ポップ」というご感想をつぶやかれていらっしゃってひどく納得しました。

正直な所、劇中の情報量が少なくて、ストレートに言うと「分かりにくい」物語でした。そんな中で個人的に感じたのは、この話は長女の成長記録でもあるのかなと。小学生ぐらいの子が体験する、身近な人の死って、それはもう大きなイベントだと思うのです。自分がそうだったので。小学生の何も考えてないぐらいの子が「次はこうしたい」っていう思いを抱けることがそもそも奇跡な気もしますが、死というのはそれだけ人を成長させる材料なのかもしれません。

 

演出は色々あって面白かったですね。飽きさせなかった。布を使ったり、マイクがマイクじゃなかったり、頭に銀杏があったり。TORII HALLがすごく広く思えました。

観客の座席もL字型だったりで。二次元じゃない座席って初めてで面食らったのですが、斜め向かいの他のお客さんの顔って割と気にならないものですね。

 

演者さんについて。話についてくのが精一杯だったので、申し訳ないですが簡単に。

母役、条あけみさん。なんか艶っぽい。

長女役、殿井歩さん。喋り方が無機質っぽくて、個人的には作品にマッチしてて好きでした。

次女役、九鬼そねみさん。最後が圧巻。あれで泣かはる方もいるんでしょうね。もっと話について行けてたら私も泣いてた。

三女役、岩切千穂さん。九鬼さんもそうだと思うのですが、小学生ぐらいの役だったんですね。でも小学生感出てましたね。

父役、秋月雁さん。高瀬さんの鼻を舐める人。

ツン役、高瀬和彦さん。父によって鼻のメイクが掃除されてもでもそのまま芝居を続けてらして、ひどく感心しました。

ノラ役、のたにかな子さん。艶っぽい その2。

彼氏役、松崎建ん語さん。ジュラルミンケースにソーセージが入ってたのは衝撃。

マストドンサウルス役・その他、ゴン駄々吉さん。ただただずるい役。ほぼのりおさんのオバQ。すね毛つるつる。

 

前述の通りストーンエイジさんの延長線のつもりで観劇しましたが、どっちかと言えば普通じゃないお芝居で、やられましたね。ただ楽しかったことには違いないです。「この人達は何をしてんねん」感もそれなりにあって好きなやつでしたし。ありがとうございました。次回も楽しみにしています。