さむのはてぶろ

テレビの感想とか書くやつ

2018/11/18 misty Swan (thoroughプロデュース公演)

大阪市立芸術創造館にて、thoroughプロデュース公演「misty Swan」を観てまいりました。11/18 12時の回です。

misty Swan | 演劇・ミュージカル等のクチコミ&チケット予約★CoRich舞台芸術!

 

「蒼い刻」という三部作シリーズの第二部にあたる本作。第一部がどんな物語かを全く知らないまま、思い切って飛び込んでみました。一番の決め手はストーリーですね。何とも面白そう。コメディ探求者の私としてはちょっと主戦場じゃない気もしましたが、それほどストーリーに魅力を感じたということで。

 

感想ですが、素晴らしかった。想像通りに泣いてましたね。泣けるやろなーとは思ってたんですけど、上演時間2時間のうちの後半1時間ぐらいはずっと。ただ別に顔がぐちゃぐちゃになるほどでもないんです。表情はそのままで、でも涙が絶え間なく流れるやつ。

何が泣けるかって言うと「綺麗さ」ですかね。無駄の無い王道ストーリー、スマートに収束するラスト、豊かな登場人物、物語に彩りを添えるダンスパフォーマンス、照明、音楽、絵…。全方位からの綺麗さに包まれて、2時間が本当にあっという間に過ぎていきました。2時間ってこんな短かったっけ?っていう感じの。

何より、岡田由紀さん、槇なおこさん、中村るみさんのお三方が素晴らしかった。

Kay役の岡田さん。終始笑顔で快活、声量抜群で踊りが華麗。全てが豊か。何で今までこんな途轍もない役者さんを知らんかったのかと後悔すらさせられる、言葉通りの絶賛。

Lure役の槇さん。Kayとは真逆のトーンで発せられるセリフと、踊りや出で立ちから感じられる儚さ。最初に涙が溢れ出したのはLureとKakaのシーンだったかな。

Lille役の中村さん。一番驚いたのは後半の声量ですね。前半の役柄がコメディチックだっただけに。終盤一番泣かされたのは中村さんだったかも。

無論、座組の皆さんが素敵でした。個人的には佐々木ヤス子さんがお笑い寄りの役柄でご出演されてたのが意外だったかな。平宅亮さんとのお二人で一手に笑いを引き受けてらっしゃいましたね。そういう作品じゃないだけに素敵でした。

 

終盤の、Kayが飛び出していくシーン、青すぎて観てられなかった。いくら快活なキャラだったとしても。でもそこから度胸っていう女性の武器で切り拓いていく姿は、ある意味では成長記だったり。物語の着地が分からずドキドキもしたけど、ハッピーエンドではないながらも悲しみ一辺倒でない収束で、後味は悪くない。ただ第一部だとKayはもう亡くなってたのですね。そこは愕然となりましたが…。

第二部からの観劇でしたが、魅力溢れる作品だったので、飛び乗って本当に良かったです。第三部も楽しみです。ありがとうございました。