さむのはてぶろ

テレビの感想とか書くやつ

2018/11/23(2) 超速!大陸横断鉄道! (劇団FUKKEN)

大阪恵美須町はin→dependent theatre 1stにて、劇団FUKKENさんの「超速!大陸横断鉄道!」を観てまいりました。11/23 19時開演分。

『超速!大陸横断鉄道!』 | 演劇・ミュージカル等のクチコミ&チケット予約★CoRich舞台芸術!

 

腹筋善之介さんの劇団。腹筋さんのお名前は聞いたことあるけど、実際どんなお芝居をおやりになるかは知らない。だったら行ってみよう、ということでお伺いしました。この夏の大田王ではなく、まさかインディペンデントでお見かけするとは。

上記リンクより引用。

次々に起こる奇想天外な事件を通し、
世界の人種問題、所得格差などを、
超速で走る列車の中で考えなければならない、
ギリギリファンタジー&ギリギリ社会派・ストーリー。

引用の通り、ちょっと勉強ができないと難しいお話だったかもしれません。私もお恥ずかしながら勉強ができる方ではないので、実際に観劇して打ちのめされました…。ただそもそも「考える」という能力を引き出すことが難しいお芝居でしたね。なんてったって「超速」だから。

とにかく速いんです。まあまあ、パニックムービーなんです(ムービーではないんですけど)。全てを駆使して速くしてるんです。ストーリーや展開は勿論、観客の視覚を錯覚させるかのような演者の動作、1stにこんな機材あったんやっていう回転する照明など。特に演者さんは負荷が大きいんでしょうね。思う通りに行かない場面もあったのではと察します。壱劇屋さんぐらいのフィジカル面で突出した方々がおやりになると なお映えたのかもしれません。

ただ、緩急がしっかり付いてた証拠に、最後の締めのシーンでは安堵して目が潤みましたね。大きく感情移入できるキャラクターがいた訳でもないだけに、よっぽど揺さぶられたんでしょうね。

 

演者さんについては、「どなたかが突出して」ではなく座組全体のチーム力を見たという印象でした。強いて言えば、風の圧力で顔がベーっと伸びるシーンですかね。それを単純に掌で顔を引っ張って表現されていて、皆さん当然引っ張ってらっしゃるんですけど、ツェ・トゥロー役の宮本有賀さんだったかな、120%ぐらいの勢いで引っ張るんですよね。女優さんにそこまでしていただいて、観てるこちらが申し訳ない感じに襲われました。良い顔には違いなかったですが!

 

開演前は、腹筋善之介さんが直々に登場されて、上演中の注意事項説明や前説トークをおやりになっていました。時間にして10分ぐらいでしたっけ。注意事項説明の後は、観客を適当に指名して質問を引き出して応えるというのを2~3回。1stの規模感ならではの好イベントでしたね。最後には「いつからツルっとされているか」という忌憚のないご質問まで飛び出して、それはそれは充実した前説となっていました。

前説もいつもと違ったのですが、他の観客の方もいつもの1stとは違う感じだった印象を受けました。例えば、1stって2Fロビーに机があって、他の劇団さんだと終演後に「2Fに机あるからそこでアンケート書けるで」的なことを促すから、私はいつもと同じノリで一目散に2Fに行ったんですけど、他にそこでアンケートをお書きになる方が全くいなくて驚いたりとか。みんな2Fの机がガタつくの知ってるからなんかな。他にも、2Fで面会やるのはいつも通りなんですけど、誰も演者さんと写真を撮ってなくて(偶然そんなタイミングだっただけ?)。今までの観劇環境が「面会なんか絶対写真撮るもんやろ」って感じだったから密かにカルチャーショックでした。こっちなんか腹筋さんとなんぼほど写真撮りたかったことか。無論、何が一番良いかってのは無くて、劇団さんの客層があるんだなぁということを感じました。

 

アンケートの質問項目から勝手にそう読み取ったんですが、劇団FUKKENさんは今後はまた全然別のお芝居を企画されるんですね。手練の方々がお作りになるお芝居はやっぱり興味がありますのでまた観劇したいです。ありがとうございました。