さむのはてぶろ

テレビの感想とか書くやつ

2018/12/15(1) 3人芝居クリスマスケース[ブルー] (劇団「劇団」)

■観てきた舞台

劇団「劇団」さんの『3人芝居クリスマスケース』

@大阪心斎橋 ウィングフィールド

2018/12/15 12:00~ ※ブルーチーム

3人芝居×9チームで上演、劇団「劇団」の「3人芝居クリスマスケース」 - ステージナタリー

 

■感想

観劇5組目のチームはブルー。物語に「流れ」があったのが一番の印象というか衝撃でしたね。ベースとなる物語は勿論良いんです。でもそこをブルーならではの潤色が入ってて、それがまた素晴らしいんですよね。比較するのも申し訳ないんですが、ブルーを観て、物語の所々に細かい穴が開いてたことに初めて気付けるんじゃないかなと。ブルーはその穴をちゃんと埋めてくれるから、分かりやすい(分かりやすくなる)。水が漏れずに流れが生まれるのかなと。他のチームがどうこうということではなく、ブルーの売りの一つでしたよね。

流れの意味を全部説明するとネタバレになるので控えますが、ブルー以外のチームをご覧になった方はブルーを観ていただきたい。うえださんがいらっしゃるからボケツッコミが増えたとかそんな単純なレベルじゃないですから。

 

■気になった役者さん

男性パート、うえだひろしさん。クリスマスケースで最も楽しみにしていた役者さんのうちのお一人。「ピタゴラスのドレス」で初めて拝見して衝撃を受け、「Small Town, Big City~大阪でひろった4つの小石~」で大好きになり、そして今回。正直な所、会場に向かう電車の中で以下のお写真を見て、開演2時間前から泣きそうになっている自分がいました。

いや今回も本当に素晴らしかった! 他チームの感想でも書いたんですけど、ツッコミ要素がかなり少ないお芝居なんですよね。強引に捻り出しているチームもあったんですけど、うえださんは一味違って。ストーリーをちゃんと噛み砕いて、そもそもボケツッコミがあったようにしてらっしゃって、それがもう本当にため息モノ。そんなやり方あるんか!っていう衝撃。

他にも、千変万化をスマートにこなされたり、あの手この手でキャラを確立されていたり。全てにかけて「面白くしたんねん」という執念が見えて本当に素晴らしかったです。個人的には某ローカル鉄道の駅員さんっぽい方も出てきてテンアゲでした。

女子パート、町田名海子さん。ブルーお三方で唯一、初めましてだったような気がします。

町田さんの女子パートは新しかったですね。何がかと言うと「軽くない」という点。例えばヒステリックさや雄叫びとかがハマってて。ヒステリックさが求められるパターンも物語中に出て来るんですけど、そこにピターッと。町田さんのお芝居は9チームあるうちの少数派っぽい印象なだけに、こうしてまたブルーの満足度が上がっていきますよね。

男子パート、松田悠さん。来ました。匿名の佐々木さんと同じぐらい高いレベルで期待してましたが、期待通りでした。これもまた他のチームと違うポイントなんですけど、男子パートで地声が高いのって松田さんぐらいだと思うんです。そこに加えての主人公スマイル。編集者役は今までの男子パート出演者の中で一番好きでした。

 

■まとめ

誤解を恐れずに書いてみます。敢えて区別すると最初に観ても良いチームとそうでないチームがあると思ってて、一回きりの観劇ならブルーを、リピートするなら2チーム目以降でのチョイスをおすすめします。山椒と唐辛子がどっちも入ってるような感じ。楽しすぎましたね。ありがとうございました。