さむのはてぶろ

テレビの感想とか書くやつ

2018/12/24 3人芝居クリスマスケース (劇団「劇団」) その1

Twitterにあれこれ散々書いた気もしますが、せっかくなので少しだけ長めの文章をブログにも。

30過ぎたええ大人が気持ち悪いことを拙い文体で書きます。あしからず。

 

3人芝居クリスマスケース。この公演を観に行くきっかけは「ゲキゲキさんだから(話が面白そう)」「出演者が魅力的」などのミーハーなものでした。

最初のうちはそんな理由で満足していました。「ああ久しぶりに中路さん観られてよかったな」とか「金さんってあんな芝居しはるんや」などと楽しく考えながらミナミの街を歩いていた12月初頭のまだ暖かい頃。

時を同じくして、12月のほぼ公演期間中に被る間というのは個人の仕事で心を亡くすような日々でもありました(自分の力不足に他なりませんが)。そんな中で、12/8のシアン初日を観て「同じ芝居って二回観てもまだ面白いままなんや!」というのが判りました。そして残すは水曜日の千穐楽だけというタイミングになり、シアンが気になりすぎた自分は「これは千穐楽を観とかないと絶対に後悔するな」という思考に至った訳です。

ここで初めて「後悔」という言葉が出てきました。

自分勝手な思考に突き動かされて、無理矢理に仕事の予定をこじ開けてウイングフィールドに足を運びました。そしてもう一度観たシアンは相変わらず本当に素晴らしいものでした。

満足もありましたが、この時期に「感謝」という感情が色濃くなったのを憶えています。

ここから、後悔をしないように、何とか色々なものに都合を付けながらウイングフィールドに足繁く通う日々が始まりました。終わってみれば12回も公演を観ることができました(シアンと緑が2回ずつ、シアン・緑・白以外の6色を1回ずつ、SP2、SP3)。

 

クリスマスケースという作品で、一番好きなのはエリザと武田兄が邂逅するシーンでした。結局12回観てほぼパーフェクトで涙を流しました。

涙を流す理由は、最初はストーリーへの感動なのですが、それが徐々に変わっていったのもよく憶えています。仕事が上手く行かず精神的に凹んでいた時。今までの自分の人生なら部屋にこもってテレビを観て笑う(そして虚無感に襲われる)という一辺倒でしたが、クリスマスケースの公演に後悔なきようにしがみついていくうちに、エリザの「光の中に~」というセリフがいつしか大きく心に刺さるようになっていました。

これも本当に自分勝手ですが、この二人のやり取りはゲキゲキさんと自分の物語と思えるようになっていったのです。それぐらい助けられました。

グリーンの2回目観劇(=グリーン千穐楽)で剛充さんと澤井さんのエリザ武田シーンを拝見した時、3人版が終わるという安堵感と寂しさ、そして何よりゲキゲキさんに助けられたという今までの人生で感じたこともない大きな感謝が頭を過り、今まで見たどの色のどのシーンよりも涙が止まりませんでした。その後の面会で剛充さんにこの感謝を伝えようとしましたが、二言三言お伝えしただけで感極まって言葉に詰まってしまいました。そんな恥ずかしくて もうええ大人の私をその場で暖かく受け入れてくださった剛充さんの顔は本当に忘れません。

残りの2回(SP2・SP3)もぐちゃぐちゃに泣いてしまいました。SP公演でも、武田兄の感謝というのは自分の感謝でした。SP3での森崎さんが大絶叫する所はもうたまりませんでした。偶々ながらエリザ役が中村さん・植木さんというゲキゲキメンバーだったのも有難かったです。

 

ここまで物語と自分を照らし合わせて深く深くのめりこんだお芝居というのは、後にも先にも出てこない気がします。

ありふれた表現で申し訳ないのですが…本当にありがとうございました。