さむのはてぶろ

演劇やテレビの感想とか書くやつ

観劇ふりかえり(2020年2月)

はじめに

新型コロナウイルスにより世の中が大変な状況になっており、娯楽の世界にも影響が出ています。2月はその煽りを食うことが、まだ多少ではありますが、ありました。

 

観劇リスト

ナタリー記事がある作品はリンク貼ってます。

  1. 劇団 右脳爆発『三人分の欠陥』
  2. SHASEN×ステージタイガー『華よ咲け』
  3. をまちながら『TRANS(トランス)』(B)
  4. 虚空旅団『ダライコ挽歌』
  5. ももちの世界『ハルカのすべて』
  6. Plant M『ラズベリーシャウト』
  7. 匿名劇壇『ときめく医学と運命的なアイデア』
  8. 劇団ミネット『星嫌いの少女と雨嫌いの少年』(雨編)
  9. 劇団☆春夏秋冬『艶姿河内六人娘』
  10. DOORプロデュース『ピタゴラスのドレス』(福岡公演)

※観劇予定としていた『まつわる紐、ほどけば風』は公演中止のため、観劇が叶いませんでした(北九州で一公演のみ上演され、それ以外は伊丹公演含め中止)。

今月の3本

特に印象的な3本を挙げ、簡単に語ります。順不同です。

劇団 右脳爆発『三人分の欠陥』

昨年上演され観劇した『溝音』にかなりハマったので今回も観劇したのですが、期待通り面白かったです。この劇団の作品の観劇は2作目につき、何が"らしさ"かを語るには早い気もしますが、右脳爆発「らしかった」。再演されるだけありますね。強いて言えば、新作とまた別作品の再演を観た際に時々思う「やっぱ新作は洗練されとるな」という印象が湧いたのも確かなのですが、観客を論理的にギャンギャン振り回す豪腕っぷりがすでに兼ね備えられた作品には違いありませんでした。時系列とかのパーティショニングの使い方とそれを観劇体験的に表現する力というのが凄いですよね。

役者さんで言うと相変わらず川辺美紗子さんが好きで、今回も変わらずでした。テンション高い芝居がしっくり来てるのとそこから来るセリフのクセが何とも好きなんです。コメディも色気のある役もめちゃくちゃ上手くて、個人的な好きな役者ランキングでかなり上位なだけに(女優縛りならベスト5に入ってるかも)、もっと色んな劇団で拝見できる機会があれば嬉しい…。

空旅団『ダライコ挽歌』

作品の時代背景が80~90年代で、そこから漂うレガシーな香りが好きでした。創作というよりはノンフィクションとかドキュメンタリーに近かったですね(実体験はないのですが、テレビとかで見たことあるー!みたいな)。「再現」というと語弊がある気もしますが、目の前の日常と演劇が持つ非日常の垣根が曖昧になるような芝居で、非常に良い観劇体験でした。

DOORプロデュース『ピタゴラスのドレス』

この作品は思い入れが強く、観劇のために福岡まで行ってまいりました。結果、大正解でしたね。本当にありがとうございました。

記憶が正しければ「初演・再演の両方を観た長編」というのはこの作品が初めてでした。しかも初演を観たのは観劇を初めて間もない頃。そもそもが素晴らしい作品というのは認識していますが、自分の背景を思い出すとなお感慨深いものがありました。役者さんにおいても、その全員が初演以外の作品でも観たことのある方々。距離的にも観劇経験的にも「思えば遠くへ来たもんだ」感がありましたね。by海援隊。福岡だけに。

 

そのほか

先程「好きな役者さん」というのに触れましたが、別に自己紹介とかする機会がないので、唐突ながらここでおもむろにリストアップしてみます。

特に好きな役者さんのお名前と、好きになった作品です。

  • うえだひろしさん『Small Town, Big City』『3人芝居クリスマスケース』
  • 川辺美紗子さん『溝音』
  • 木山梨菜さん『フレンチとマニュアル』
  • 是常祐美さん『ピタゴラスのドレス』
  • 澤井里依さん『3人芝居クリスマスケース』
  • 関戸哲也さん『雨の日はジョンレノンと』
  • 武田操美さん『底なし女とパリの狂人』
  • 中川浩六さん『フレンチとマニュアル』『Birthday』
  • 中野聡さん『にゅういやあ』
  • 中村千奈美さん『3人芝居クリスマスケース』
  • 三浦求さん『3人芝居クリスマスケース』

 

来月の観劇予定

  1. GoldFishTheatre
  2. 劇団乱れ桜
  3. 光の領地
  4. カトハルステージ
  5. 遊劇舞台二月病

 

おわりに

今年は月イチで観劇ブログ書き始めましたが、観劇予定がかなりなくなっているので、来月以降は紙幅がめっちゃ少なくなりそう。

観劇ふりかえり(2020年1月)

はじめに

去年は三ヶ月に一回振り返ってたのですが、全然憶えてらんねーな!って感じだったので今年はもっとスパンを短くします。

アジェンダは当エントリ先頭のリンクの通りです。大項目は少なくとも今年一年はこれでいってみます。

 

観劇リスト

当月にリストアップするか否かは私の観劇した日を基準とします。ナタリー記事がある作品はリンク貼ってます。基本的には観劇した順で挙げてます。

  1. 劇団壱劇屋『劇の劇』
  2. かしこしばい『杏の誕生日』
  3. 空宙空地『飛ばないロケット』
  4. 三等フランソワーズ『青い恋人たち』
  5. DOORプロデュース『空のエール』
  6. 未来会議『まなつのひびのうつつ』
  7. 劇団乱れ桜『夫婦未漫談』
  8. 空宙空地『死ぬ時に思い出さない今日という一日』
  9. 三等フランソワーズ『birthday』
  10. コンブリ団『紙屋悦子の青春
  11. アカルプロジェクト・ウィークエンドシアターコラボ公演『エスケープ』(Aキャスト)
  12. ヨーロッパ企画イエティ『スーパードンキーヤングDX』
  13. 『強龍2020 〜新春大喜利会〜』

※No.2~9は『第5回 30GP』での上演。
※No.13は演劇ちゃうよ。

 

今月の3本

特に印象的な3本を挙げ、簡単に語ります。順不同です。

空宙空地『死ぬ時に思い出さない今日という一日』

今回の30GPではみんな大好き・空宙空地さんの新作を観る機会に恵まれ、しかもたっぷり2回も堪能でき、幸せな時間だったことには違いありませんね!

『飛ばないロケット』は"行間を読む"という私のすげえ苦手な作業が必要な作品だったのですが(それでも2回観て「これはおもろい」とちゃんと思えた)、この『死ぬ時に~』は空宙空地さんが掲げる「ジェットコースター」性が全面に出るなど"わかりやすい"仕上がりになっており特筆して好きな作品かなあと思ったのであります。

おぐりさん&関戸さんペアが演じる作品は、本当に良いですね。

三等フランソワーズ『birthday』

結果として『第5回 30GP』の優勝作品となりましたね。『クリスマスギャロップ』系は昨年のこけら落とし版『birthday』と本公演『クリスマスギャロップ』を観ていたのですが、段階を経るごとに沁んでいくのが解った気がします。たとえば私の泣きの速度で言うと30GP版が一番速かったかも。こけら落としでは泣かなかった。『クリスマス3ギャロップ』ではラストの良いシーンで泣いた。そして30GPではそれよりも速く…。

あまりとやかく言うべきことでもないのですが……こけら落とし版は観劇環境的にかなり気が散る事象があって、実はほぼまともに観れなかったのです。なので30GPで『birthday』を上演してくださると聞いた時は嬉しかった。たとえ『クリスマスギャロップ』を直近で観ていたとしても。

30GPの観劇でも実際は気が散る要因もあったのですが、それでもこけら落とし版・クリスマスギャロップの両方で気付けなかった"良さ"を見出すことができ(具体的には中川さんの演技面です)、その点でも嬉しかったのが我ながら印象的でした。

コンブリ団『紙屋悦子の青春

空襲のシーンが、本当に、本当に、怖かった。これまで観てきた演劇の何よりも怖かった。これは、語り継ぎたい。

 

そのほか

新春大喜利会、楽しかったなあ。私のツイートより。

 

来月の観劇予定

  1. 劇団右脳爆発
  2. SHASEN×ステージタイガー
  3. をまちながら
  4. 空旅
  5. 匿名劇壇
  6. 劇団ミネット
  7. 北九州芸術劇場
  8. DOORプロデュース

 

おわりに

こんな調子で書いていきますね!!!

2019/12/30 観劇ふりかえり(2019)

はじめに

2019年も終わろうとしています。

今年のブログはゲキゲキの大泥棒DVDを観て書いた一本だけでした。ブログを書くのも時間がかかるんです。筆を執るのが遅いだけかと思ってたら遅筆も患っていました。去年もやたら時間かかるので途中からブログ書くのをやめましたしね。Twitterって楽だわ。

ブログはご無沙汰ですが観劇は続けております。やはり面白いものには敵わない。そして、続ければ続けるほど色んな方との交流も増える。言うても挨拶がほとんどですが、接する機会には変わりなく。そういうことが増えると離れられなくなりますね(今は離れたいとも思ってませんが)。色んな要素で私は観劇を続けているのであります。

 

そして2019年は一年を通じて観劇することができました。体調も財布も何とか持ってくれました。

観劇記録がてら、観たものは概ねTwitterに記しております。忘れっぽいのでね。しかしタイムリーに記録しても後から思い返すことや心情の変化はどうしてもあるのです。忘れっぽいことには変わりないのでそれもつぶさに記録しておくべきかなと。Twitterでは長くなっちゃうので無理ですし。成仏できていない思いもあるでしょうし…いや、ありますし。

ということで今年の観劇記録のまとめ(ふりかえり)を記していってみます。いつものように雑多でまとまりのない文章になることをお許しください。

アジェンダはこのエントリの先頭のリンクがそれです。

 

月ごとの概要

月ごとの、観劇した作品を劇団名だけでも当初は挙げたのですが大量すぎて4月ぐらいでギブでした。エピソード映えしそうなことなどを中心に書いてきます。

  • 1月

2019年の観劇初めは壱劇屋『TABOO』でした。大きいホールならではの緊張感と壱劇屋らしい手作り感が融合した、なかなか印象深いスタートでした。

毎年恒例の30GPと新春大喜利会に初めて観劇・観覧しました。30GPでは初めて拝見する劇団・役者さんがほとんどという誠に良い機会でした(2018年の30×30は2回しか観てない)。優勝はご存知の通り三等フランソワーズ。優勝作品の『フレンチとマニュアル』は偶然30×30で拝見していましたが30GPではその時の何倍も面白く、30GPの魔力と30×30の重さ(特に1~2本目)を思い知らされる機会となりました。

  • 2月

去年12月に三浦求さんの存在を知ってパントマイムという芸に興味を持つようになり、その公演を初めて観ました(『超ソロバトル』のいいむろさんや『MIME!×3』)。【言葉を使わず楽しませる(笑わせる・泣かせる)】というエンターテイメントとしてのクオリティの高さに舌を巻き、結局今年だけで3回もマイム公演に足を運びました。

その他…にちようび企画『あたりまえのとんぼ』これでもかというほど泣く。

  • 3月

コズミックシアター『釈迦内柩唄』という作品を観ました。私の故郷の偉人である水上勉さんがお書きになった演劇作品ということで、その縁を頼りに。作品はミクロからマクロに広がっていく非常に素晴らしいものであり「近くにいた人はこんな凄い人だったんだ」という実感が生まれ嬉しい気分になりました。

春分の日を利用して名古屋まで足を運び、空宙空地『ライト』を観てきました。観劇を頻繁にするようになって大阪・兵庫以外で演劇を観たのはこれが初めてでした。遠方から来た観客ということで関戸さんが記念撮影をしてくださり、関戸さんのTwitterにその写真がアップされていました。一般の観客の写真が創り手さんのSNSに載ることなんかまずないですよね。幸甚の至りでございました。

その他…カトハルステージ『贋作ハムレット』今年唯一の笑い泣き(笑っても泣き、感動しても泣く)。

  • 4月

ポストよしもとで近年よく上演されていた『Love Later』という朗読劇があります。この作品が非常に好きで1年間で6回ぐらい観に行きました。その中でも印象的だったのは、4月上演分の一組だった、プリマ旦那(現・令和喜多みな実)の野村さんと丹下真寿美さんペアでした。本作の正解に出会ったような衝撃。コケコッコーでは淡々した演技をされることが多い野村さんですが(役柄のせいかも)、本作ではなんとボロ泣き。『Love Later』という作品が持つポテンシャルを別角度から見せつけられた気がしました。

その他…オパンポン創造社『さようなら』オパンポン野村さんのご尊顔を初めて拝見。生のスーツ姿もまた。Cheeky☆Queens『VAMP!』商業演劇でもない小劇場公演でこのクオリティの作品を観られたことにひどく感動を覚える。

  • 5月

中之島春の文化祭』を観劇することができました。チケットはマジで即完でしたね。観劇趣味を始める前から、開催を知って「面白そうなんで観たい」と思いプレイガイドを開くも既に売切れ…みたいな経験が度々あったのですが、身を投じてみてその理由が解りましたよね。ゲキゲキの出場も観劇の理由の一つでしたが安定のクオリティで観劇の甲斐がありました。本公演の回数は他団体と比較すると圧倒的に少ない若手劇団なのに出場できたというのもそもそもお見事でした。

メガネニカナウ『赤魚島』もこの月でした。怖気づいて当初は観劇予定がなかったのですが思い切って飛び込んでみました。結果は…正解でしたね。それに副産物とでも言うべきなんでしょうか、『DUTR』も然り、特色のある作品を企画・上演してくださるのは人に勧めやすくていいですね。観劇したことない人に「(小劇場の)演劇ってどんなん?」と言われた時に「極道映画みたいなのとかミュージカルもやってる!」などという"映え"のある文句を謳いやすいのです。有り難いですね。

その他…Artist Unit イカスケ『田所さん家のいんでぃぺんでんすでぃ!』卯津羅亜希さんのメイクとAllyさんの声量に驚く。

  • 6月

新1stがいよいよオープンし『火曜日のゲキジョウ』(30×30)が始まりました。この時期は縁劇フェスもあり、三等フランソワーズの短編作品を2本拝見する機会に恵まれました。三等さんと澤井さんの"間"の融合には感動すら覚えました。

芝居とは直接関係なくすみませんですが、まいあがれの公演を観に行った際に、米山さん…というか"彗星マジック"の方とお話することができました(強いて言えば中嶋さんも同じ括り)。彗星マジック作品(確固たる世界観)に引っ張られてるせいか話しかけることすら怖いと思っていたのです。最初に観た『ハイドヒーロー』から1年弱かけてやっとその呪縛を解き放つことができました。そしてめちゃくちゃ気さくにお話してくださいました。

その他…かのうとおっさん『劇団スーパーアレルゲンの死と再生』かのうとおっさん本公演初体験、抑えきれない"何ですかこれは"感、傑作。

  • 7月

とある作品の観劇中に体調不良で中座してしまいました(体調が悪くなった理由が解らなかったのですぐに帰宅しました)。初めての経験でした。客が退席する(普通は起きないことが起こる)ことが創り手さんの集中力面での迷惑になってれば申し訳なく、あわよくば気付かれてなかったらいいなとは思ってたのですが…後日別の劇場で当時の出演者の方がその件でお声がけくださって、お気遣い大変嬉しかったですが、気付かれてたという意味ではやっぱりあかんかったのかなと。

その他…メガネニカナウプロデュース『DOGS,UNDER THE ROSE!』映像美としても楽しめる作品をBlu-rayで販売してくださった有り難さ。劇団右脳爆発『溝音』傑作との衝撃的な出会い(特に川辺さん)。無名劇団『プラズマ』今年一番ぐらい泣くが映像収録回観劇のため自分の顔を見たくなくDVD観たいけど観る気になれず。狂夏の市場『にゅういやあ -アンチクリスト-』武田操美さんの脚本作品を初めて拝見、そのセリフの多さに圧巻。

  • 8月

尼崎に『狂夏の市場劇場』がこの頃オープンし、(7月の項でも書きましたが)杮落とし公演『にゅういやあ』を観劇しました。個人的には通勤定期の範囲外なので電車賃は高く付くのですが、公演チケットはそれをカバーするほど安く、作品の素晴らしさも鑑み"おかわり観劇"してしまうほど。また本作には桂米紫さんも出演されており(正確には7月上演分)、落語家さんが演劇をする姿というのを初めて観ました。

その他…いいむろなおきマイムカンパニー『かえるの? 王子さま』いい大人も大変感動する素晴らしさ、マイム公演に出演される三浦求さんを初めて拝見。演劇企画カタアシイッポ『夜に踊るアネモネ』素晴らしすぎて若手劇団の魅力に取りつかれる。

  • 9月

この1年で最も観劇に出向いた月でした。関西演劇祭もこの月の開催で、観劇予定パズルを組み立てるのに大変苦労した記憶があります。泣く泣くパスした公演もありました…。

また『そそり1グランプリ』という謎イベントの観覧もしました。澤井さん目当てで訪れたのですが、その人気女優は散々酔っ払った挙げ句にブラジリアンワックスで鼻毛を抜かれていました。活字にすると何がなんだかですね。

その他…夕暮れ社 弱男ユニット『サンクコストは墓場に立つ』この作品を観れたことが関西演劇祭で一番の収穫。

  • 10月

今シーズンの『火曜日のゲキジョウ』(30×30)が終わりを迎えました。期間が短かったことが良い方に働いたせいか、今年は全組のうち7~8割を観ることができました。印象深かったのは とある回をゲキゲキ松田さんの隣で観劇したことですね。リスペクトする役者さんの隣というのは非常に緊張します。

台風が原因で初めて観劇をキャンセルしたのもこの10月でした。

その他…劇団暇だけどステキ『ダレガコロシタコマドリヲ』初めて加藤遥子さんに挨拶、名前の次にお互い年齢を言い合う謎展開。

  • 11月

今年は時を経るごとに忙しくなり、この時がピークぐらいでした。そのため年明け早々の1月と同じぐらい観劇機会が少ない月となりました。そんな中でチョイスしたのは当然ながら観たいレベルが上位に来るものばかりで、そしてそのどれもが期待通りのクオリティでした。

その他…『INDEPENDENT:19』近藤ヒデシさんのものまね芸に一目惚れ。

  • 12月

引き続き忙しいのは前月と変わりありませんでした。しかし去年の同時期もそんなことを言いながら観劇ばかりしていたので、今年も頑張って可能な限り劇場に足を運びました。特徴的な所では狂夏の市場『その中』を9公演中8公演観劇したことでしょうか(唯一不参加の1公演も別の芝居を観に行っていた)。やはり観る側の気持ち次第で何とでもなるのかもしれません。

観劇納めは坂本企画『セニハラヲ』でした。温かく締めてくださいました。

その他…Z system『カマゲン』つかこうへい作品に初めて触れ、翌日に尾を引くほどの演劇の凄まじさを体感。劇団空組『ばいばい、またね』終演後何故かAlly軍団に入団、Allyブロマイドを団長に言われるがままに購入(大切にします)。

 

四半期ごとと年間の個人的ベストは下記の通りです。

 

よく観た役者さん

この役者さんの作品をよく観たなあ、ということを整理する項です(≠その役者さんの今年全体の出演回数)。イベントは抜いた、純粋に芝居だけの回数で見ていきます。(ほか、同一作品を複数回観劇した場合は1回としてカウント、氏名以外のクレジットは割愛、五十音順)

9回 (最多)
  • うえだひろしさん

(クリスマスケースの項で記載)

  • 武田操美さん

この一年、本当に笑わせていただきました。「昔話」で舞台に引っ張り上げられたのもいい思い出です。『火ゲキ』へコンスタントにご出演されていたのが回数最多の要因ですね。

8回
  • 是常祐美さん

今年の是常さんはDOORプロデュース作品(『空のエール』『てのひらに声』)での"語らずとも泣かせる"芝居が印象的でした。えーびーがた公演での急遽出演もお見事。

  • 為房大輔さん

為房さんの"語り"が好きなことに気付いた年でした。セリフ芝居もアクションも素晴らしく上手い、偉大な役者さんです。

  • 東千紗都さん

主演作は拝見していないものの、サブキャラでも印象に残る芝居を数多くの舞台でされていました。声やセリフの言い方、ダンスなど武器が多いのも数多く拝見できた要因かと思います。

7回 
  • 木山梨菜さん

三等さんが本公演を打つほど精力的に活動されていた年だったのと、木山さんは客演もされていたので、お見かけする機会が多かったです。『フレンチとマニュアル』『てのひらに声』などでの癖のある役でも魅了してくださいました。

(クリスマスケースの項で記載)

  • 田米カツヒロさん

一時期、為房さんとセットのような勢いで同じ公演に出演されていましたね。来年は東京進出ということで今年関西で沢山拝見できてよかったです。

  • 泥谷将さん

知的な役や怖い役、古き良き時代の監督など様々な役を楽しませていただきました。個人的には『VAMP!』の編集長役が温かみがあって好きでした。

 

クリスマスケース

この一年、本当に謝らないといけないことがあって。今年はTwitterで「クリスマスケース」という単語を何回つぶやいたことか。Twitter検索で"最新"タブ開いたら私のツイートばっかりやろなーと。怖くて見れないですね。創り手でもない人間が、本当に全方位に申し訳ない。

しかしながら、私の観劇人生を形成してくれた大きな軸としてあるのは、間違いなく去年の「3人芝居クリスマスケース」という作品なのであります。それは胸を張って言える。愛情表現がちょっとおかしいだけ。

Twitterにもつぶやいたことがあるのですが、その作品をしていただいた感謝のしるしに、今年は本作に出てた役者さんを追いかけることが報いる一つと考えていました。したがって、チラシや宣伝ツイートなどから出演作を見つけてはテンションが上がりワクワクして、可能な限り観劇に行かせていただきました。

折角なので、この項では、その追いかけた結果を出演者さん一人ひとりのお名前を出しながら綴っていきたいと思います。文量に偏りが出るのはご了承ください。(ほか、カッコ内は出演作の観劇回数、氏名以外のクレジットは割愛、役者名はチラシ記載順)

  • 古川剛充さん (3)

芝居もさることながら、面会でお会いするといつも親しくお話させていただけたことが有り難かったです。本当にコミュ力の塊のようなお方ですね。演技的には『にゅういやあ』でとにかく豪快にセリフを発射するのが好きでした。いやもうマジでヒデシさん中野さん剛充さんの組み合わせのいかつさ。

三等さんへのご出演が多かったですね。三等さん(主に中川さん)と澤井さんの掛け合いや三等さんに混ざり込む澤井さんというのは非常に見応えがありました。

これ余談ですが、縁劇フェスで、別の劇団なんで言うべきじゃないんだろなーと思いつつ「『100年後』の後半の長台詞がクリスマスケースのエリザっぽい感じでそれを思い出して泣けました」的なことをお伝えしたら「私も思い入れがある役で…」と返してくださって、何という神対応かと思いましたよね。

  • 三好大貴さん (2)

主演作を2本拝見しました(『ROBBER's LOVER』『雨降る午後、風吹けば』)。いずれも非常に好きでした。『雨降る午後、風吹けば』のDVDはよ届かんかな。

  • 早川丈二さん (5)

『gift魂』の脚本は温もりがあって好きでした。そしてその温もりを吹き飛ばすかのような強烈な笑いもありましたね。『てのひらに声』では締まった空気を提供してくださいました。

  • 植木歩生子さん (5)

観たどれもがふーこさんの得意な感じの芝居かなあとも思うのですが、それでも『てのひらに声』『READ to TRUMP』の2本は際立っていて今年終盤にリスペクトが深まりました。それにしても12月の出演作3本は凄まじい。

蒲田行進曲』の銀四郎は抜群でした。具体的なポイントを指し示せないんですが、匿名の方は客演だと匿名感がかなり薄くなるイメージがあります。芝居のポテンシャルの高さからくる切り替えが抜群というか、匿名劇壇のブランド力の強さというか。

  • 森崎正弘さん (4)

『gift魂』『大阪芝居』を拝見して、それらが森崎さんの紳士っぷりがにじみ出る芝居だった印象があります。真のエンターテイナーというか。

  • 久保真優さん (-)

劇団退団前の客演にもお伺いできず、また拝見できる機会を待っている所です。

  • カン・ソンヒョさん (3)

『gift魂』ではポテンシャルの高さを十分に活かした演技で笑いを取っておられました。あの時のパンツ一丁もそうで、どうにかして笑いを取ってやろうという気概がおありですね。

今年ソンヒョさんをお見かけした時はかなり高い確率で剛充さんも一緒にいらっしゃいました。『中之島春の文化祭』のゲキゲキ出番の日と『gitf魂』の2回目観に行った以外の、共演作含め5回は一緒にお見かけした記憶があります。度々お写真に応じていただき有り難かったです。

  • うえだひろしさん (9)

クリスマスケースで一番鮮烈な印象を受けたのがうえださんでした。そこで大ファンになって、今年は一年中縋るようにうえださんの芝居を観ました。やはりそのどれもが素晴らしかったです。感謝。ただ、欲を言えば、もっと観たい。浴びるように観たい。叶うのであれば『広島に原爆を落とす日』のような途轍もなく味の濃い作品を。

  • 町田名海子さん (3)

『この荒野の物語2019』での全身全霊を傾けたパフォーマンス・演技は圧巻で今後売れることを確信した程でしたし、そのパワフルさを見て米という食べ物の大事さを改めて考えました。

  • 松田悠さん (5)

赤と黒のオセロ』が特筆すべき素晴らしさでした。戯曲の良さと、今まで観たことのない地を這うような演技。後者からは松田さんがお持ちの野性味を垣間見た気がしました。

  • 中野聡さん (2)

拝見した作品数は2本(『にゅういやあ』『セニハラヲ』)と少ないですが、その両方が本当に素晴らしかった。今年での好感度上昇率は確実にトップです。発せられるセリフの強さが媚薬のよう。特に『にゅういやあ』のそれが強烈。『セニハラヲ』の終演後、中野さんの魅力について三浦求さんと少し時間を取ってお話させてもらったりもしました。中野さんのいない所で。

  • 小村七海さん (1)

他にもご出演されていましたが都合が付かず『ホワイトアウト』1本だけの観劇でしたが、それでも広めのABCホールに響き渡る声量に驚いたという鮮明な記憶は残っています。まあ今年は『なみみっつ』をかなり観たので"見る機会があまりなかった"という印象はほぼないです。

  • 橋口俊宏さん (1)

『こちらトゥルーロマンス株式会社』を拝見しました(ABCホールでの『広島に原爆をに落とす日』は観れませんでした…)。笑いの小技を効かせられるお方なので、もっと他の舞台で拝見する機会があれば嬉しいなあと思います。

  • 金哲義さん (-)

役者としてではなく、劇作家として30GP・おうさか学生演劇祭の2回を拝見する機会がありました。『チャンソ』初体験でしたがめちゃくちゃ面白いですね。序盤~中盤の笑いの詰め込み方が完璧な作品。衝撃的ですらありました。

  • 栗田ゆうきさん (1)

演劇ではなく『その中』でフリップ芸・ヲタ芸を拝見しました。ヲタ芸に流れたのはカオス。『その中』は"やりたいことをやる"というテーマの公演で、まさにその通りというか、何ならそれを通り越して"やりたい放題"されていたという印象すら抱きました。

  • 中路輝さん (4)

『DUTR』の格好良さが目を引きました。プレイベント(『赤魚島』のアフターイベント)では脱がされてた役でしたのにね。『DUTR』を観て中路さんってカッコええんやなあと思いました。"面白い京都の兄ちゃん"から進化しました。めっちゃ時間かかりましたね。最初の印象が『思い立ったら~』のオネエでしたからね、仕方がない。

  • 三浦求さん (6)

三浦さんを知ったのがクリスマスケース(=マイム的な動きは入れられるけどアクション系の動きはほぼない作品)なので、そこのポテンシャルを知らずに『鬼が哭く夜』(ダンス)を観てガチでおったまげました。『ソラノ国ウミノ国』の殺陣も、為房さんとはタイプが違うけどこういう殺陣もあるのかと感心・感動。御本人とお話すると『身体を動かすのが好き』とだけ仰るのがまた憎い(格好良い)。アクションも芝居も神対応な終演後の面会も素晴らしい、"エンタメの帝王"を思う存分堪能できた年でした。

クリスマスケースの女優陣で1位か1位タイぐらいで好きだったのが中村さんで(澤井さんと競ってた)、数少ない機会の中で縋るようにして観劇したのが『ブレイクワールド』でした。邂逅編はヒロインだったのがめちゃくちゃ嬉しくて、芝居も悲壮感が見えて「そうこれが観たかった!」と膝を打つものでした(エリザと武田がメール越しに邂逅するシーンに通ずるような)。ちなみにこれは余談ですが、芝居ではなく見た目の仕上がりでヲタサーの姫やプリキュアなど色々言われてたのも中村さんらしい。

  • 下浦貴士さん (3)

『VAMP!』『グーフィースタンス』は年間通して見ても指折りに素晴らしい作品でした。以降、個人の感覚。下浦さんを初めて見たのもクリスマスケースで、そこでは"ガチガチに枠にはまった(作られた)"感があって「そういうもんなんかな?」と思いながら観てたのですが(三浦さんが柔らかい芝居をされるので尚引き立つ)、『VAMP!』での聡明な役とスムーズな演技を観て「ああ、クリスマスケースはああいうプランやったんか」というある種の誤解が解けて『グーフィースタンス』観て一人で心の中でもうスタオベ。

  • 白石幸雄さん (3)

『レブルスターの憂鬱』のレブルスター役が特に良かったですね。クリスマスケースでいう白石さんの武田兄役も凄い好きで、特徴的な役が観たかった所で"あの"レブルスターだったので大満足でした。『浅井ちゃん~』『袴垂れはどこだ』もそれぞれ印象的な役で、コンスタントに白石さんを堪能できた1年でした。

  • 岩切千穂さん (2)

今年、舞台に上がる岩切さんを観たのは狂夏の市場劇場だけでした。まあ『その中』でも舞台に上がらない日の方がウキウキとしてらっしゃいましたが…。

『その中』の縦軸の芝居で武田さんと激情しながらやり合うシーン、最終日は何を言っているか判りませんでしたね。米紫さんの楽日も全く判らず、それに感化されたかのように。

  • さいとうひろきさん (1)

S☆Jや朗読劇に客演されていたのは存じ上げていましたが、都合が付かない等で七海さんと同様に『ホワイトアウト』だけでした。あえて言い残すなら、まっつさんセルフィーの撮影めっちゃ上手いんすよ。

  • 佐竹仁さん (1)

役者としては『レブルスターの憂鬱』のみで、金さんと同様に作演サイドで拝見する機会の方が多かったです。レブルスターの時は基本的には渋い芝居をされながら、結構遊んでらっしゃって佐竹さんのための作品なのかと折に触れて考えておりました。クリスマスケースの最後もまっつさんと絡んでランタイム伸ばしてらっしゃいましたよね(丈二さんの乱入や謎の中野住職よりはマシでしたが)。

  • 中山さつきさん (-)

晴れて東京進出されて、あいにく拝見する機会がありませんでした…。

  • 藤原裕史さん (1)

七海さんまっつさんと同様に『ホワイトアウト』を拝見したのみでした。ゲキゲキキャストで藤原さんだけちゃんとお話したことなくて、来年こそはと思っております。早々のアイホールも観に行きます。

 

おわりに

全部書ききるまでに結局10時間ぐらいかかりましたね。文字数も一万字超えましたし。来年からはもっと書く内容を抑えようと強く決意いたしました。でもそうすると大掃除をサボる口実がなくなっちゃう!どっちにしろ困りますね!

あと私は「残すために書くだけ書いたのに、恥ずかしいから結局大して見返さない」というどうしようもない人間なので、この10時間ほどを一体どうしたかったのか?という疑問は残るのですが、この一年を捧げた観劇のために割いたものならいいかとも思うのです。とはいえ来年はたぶん書きません!そしてこの宣言含めてどうでもいい!

 

もしここまでお読みになった方のために、大きな声でありがとうございました!!

ここまで読めた方もそうでない方もよいお年をお迎えください!!またね!!

2019/08/17 大泥棒(2)

はじめに

先日、ゲキゲキさんの『大泥棒 -O dorobow-』のDVDを手に入れ、すぐに観ました。

観てみると、今になって感じることも沢山出てきました。

そこで整理がてらブログにまとめてみようと考えました。

初っ端からお詫びなのですが…

①大泥棒のDVDきっかけのブログなのに、大泥棒7:3クリスマスケースぐらいの文量になってます。今思うことを書いたので仕方がありません…。

②予想はついてましたが、書いてみると長過ぎました。箇条書きとか文字色変える・太字にするのもやってないので、お時間のある時にでもお読みください。

③多少本音も入ってるかもしれません。愛がある上での本音なのでご理解いただけますと幸いです。

 

当時の状況

『大泥棒』を観劇した当時の状況です。

本作品に関係ある所だと、ゲキゲキさんでは特別公演(思い立ったら吉日)、中野劇団さんは『代役』の観劇経験がある状態で、演劇の鑑賞も始めたばかりでした。

役者さんで言うと、ゲキゲキでは剛充さんふーこさん藤原さん(町田さん)、客演では響さん為房さん田代さんソンヒョさんを初めて拝見したのがこの作品でした。

つまり、全然存じ上げない方ばかり。剛充さんですらお顔を見たことがなく、劇団の偉いさんということや名前を見て、普通に怖い方だと思ってました。

今では面会等でお話していただける役者さんも増え、有り難いことこの上ないです。

 

あと、劇場にお伺いした上演回が実はDVD収録回でした。(私らしき人間が映っている箇所もありました)

自分の画像や映像があるとよほどのことがない限り見たくないのですが、この作品は「よほどのこと」があって観てしまいました。その「よほどのこと」は後述します。
 

 

前置きが長くなりました。いよいよ本編について。


全体

まず、ゲキゲキさんの公演をこうしてDVDで観れていることに感激しました。

他に観れない作品があることの反動なのかもしれません。


オープニング
  • ダンスのモブの中に剛充さん

普通に混ざっていて、驚きましたね(ヒゲの方がいてすぐにわかりました)。人手の面から言えば当然なのかもしれませんが、ここに出ているとは思わず…。

  • 手持ち看板

『思いったら〜』のダンスでも何かの看板を掲げるくだりがあったような…。その残像があっただけに、当時は、ここの劇団さんはこういう手法を取るのだなと思いながら観てました。

  • ソンヒョさんのパンツ

DVDを買った小さな目的の一つがこれですね。ずるい姿です。

ソンヒョさんと初めてお話させていただいたのがクリスマスケースの面会で、その時の私の第一声が「パンツの…!」でした。そしてソンヒョさんの口からもその単語は出てきました。

クリスマスケースといい、ゲキゲキさんは下着が好きですね。透太さん発信なんでしょうか。

  • ウラとシータの登場シーン

観劇時は最前列の中央付近だったので、あっち見てこっち見てでちょっと大変でした。DVDだと当然引きで撮るので全体を見渡せて有り難かったです。ようやくDVDらしい魅力!

ただ、裏を返せば、寄り・引きの両方で見たことになったという点でも有り難かったですね。寄り&ライブだと没頭、引き&DVDだと冷静に俯瞰。
ほか、為房さんの殺陣を改めて拝見すると、当時はスペシャリストと知らなかったので 100%の有り難みを享受できてませんでしたけど、今こうして知ってから観るとすげえ!ですね。それに加えて、DVDの引きで観るから分かる、DVDの引きで観てもダイナミックということ。中村さんの武器もDVDで観ると想像以上にまとまってましたし。

やっぱり視点が違うと全然変わりますね。

クリスマスケースも、上手に立つエリザを真正面で見たいから、通ってる途中から私も上手にしか座りませんでしたもんね。しかも上手の前方はパイプ椅子を置いてくださってて。下手の前方よりゆっくり観られるんですよね。あまりに上手にしか座らないから、自分自身に対して「大人げない」という言葉が過ぎりもしましたけども…。

  • 七海さんの声量

OPだけでもないんですけど、立派な声量をされてますよね。DVD改めて観て思いました。特別公演・劇場での大泥棒・クリスマスケースと観た段階ではあんまり実感なかったんですけど、中之島の時はABCホールに響き渡る声量で、あれ?七海さんの声量すごいなと初めて思って。今年入ってから なみみっつ 観始めて、ずっとフリートークだから当然叫ぶ機会もないし尚更声量について考えることもなくて。そんな中で、中之島であれ?と思って、今DVD観て 声量あるなーと。
要は、大泥棒を劇場で観た時に何を聞いてたんやということなんでしょうけど。それは、申し訳ありません。

 

グランドコートに潜入

改めてピックアップしたい方の話を。

  • 中野さん

今更になって大泥棒のDVDを買おうと決意させてくださった方です(前述の「よほどのこと」)。

狂夏の市場『にゅういやあ』の演技が大変素晴らしく、遡ればこの作品で中野さんを知ったなあということでDVDを手に入れました(同じく『にゅういやあ』出演されてた剛充さんに、面会でDVDの買い方を聞きました)。

中野さんは、やはり、素晴らしいですね。特にあの語り口。それ目的でDVD買って、ちゃんと目的が果たせましたよね。"キレはあるけど動じない"という感じなのかな。

クリスマスケースも中野さんは独特でした。特に武田兄。朗読会終わりでエリザが武田に向かって叫ぶ時に、中野さんだけ中々客席を向かない演技をされてたんですよね。雑多な会場の中で不意に呼ばれた感を出すための演技プランなのかなーと勝手に受け取ったんですけども。何にせよ、他の男性パートの役者さんはやってない演技だったので、その演技ひとつで色んな役者さんが出てるなーと強く実感した記憶があります。総合演出の剛充さんですらやってないですもんね。

あと、今まで全然記憶になかったんですけど、『大泥棒』では七海さんと結構絡んでたんですね。すっかり忘れてました。尺短いですけど剛充さんとも太く短く絡んでて、クリスマスケースとかにゅういやあを思い出してエモくなりました。DVD視聴ならではの時系列。

  • 名海子さん

中之島でもそうでしたけど、モブの時のアピール力すごいですね。自分なりに考えて楽しんでやってはるなーってひしひしと伝わります。キャリアのある役者さんだとモブで遊んでらっしゃるのは見かけますが、名海子さんぐらいお若い方でのそういう姿はあまり…という印象あります。これはモブ王。

  • 松田さん

これは私の勘違いなので超どうでもいいんですが、衣装、ずっと半ズボンをお履きになってるもんだと思ってました。肌の色と同じ色味のタイツ?スキニー?でしたね。
あまり見かけない松田さんの悪者役という点を差し置いての半ズボン、失礼しました。

  • 中村さん

髪型が今と全然違いますね。その時代の髪型から入ってるはずなのに、改めて観てすごく驚きました。ただそれだけの話なんですが…ほんまにすみません…。

中村さんの髪型の話で、今更白状するんですが(笑い話として聞いてください)…。

クリスマスケースでシアンを2回観に行ったんですが、その理由の一つが、中村さんの髪型でした。先程も上下(かみしも)の座席の話をしたんですが、シアンを最初観た時に、最前列の通路挟んで下手側に座ってたんですね。当時中村さんが長髪で、作品柄キャラの転換も凄まじい量があるから、大泥棒の時みたいに束ねてなくて。そしたら、エリザの一番好きなシーンで、斜めから観てることになるので、中村さんの顔がサイドの髪に隠れてあまり見えなかったんですよね。それを差し引いても、声の加減(トーン・高さ)がすごい作品に合ってて、結局千穐楽後に考えても一番好きなエリザだったんですけど、あの時ちゃんと顔見えてなかったしこのまま観ずに終わったら後悔するやろなーと思って、2回目を観に行ったと。2回目は上手に座れましたし、やっぱり良くて(もちろん三浦さんと下浦さんも含めて良かった)、観に行って大正解でした。

余談ですけど、クリスマスケースSP公演の2本目(観客投票)のエリザ役が中村さんだったんですよね。こんだけ言っときながら私は澤井さんに投票してたかもしれません。てへぺろ

 

その他

その他というのも失礼ですが、取り上げておきたい所をいくつか。

  • 河口仁さん&土肥さん

中野劇団『代役』という名作のすぐ次がこの作品。お二人とも両作ともメイン役なので、今考えるとえげつないですね。ちなみにわたくし、持っている演劇のDVD3枚のうち、2枚が『大泥棒』と『代役』です。なんという偶然。

これはもう全く大泥棒に関係ないのですが、クリスマスケースを観劇された是常さんがブログに「なぜ3人芝居なのだろう?」とお書きになってて、やっぱ是常さんすげーわと思った記憶があります。(※代役キャストつながりで是常さんの話をしました)

  • 透太さん

透太さんはスキルがえげつなさすぎて今までで全然話しかけれないんですけど、改めて大泥棒観たりクリスマスケースを思い出してみて、すごい脚本家さんと感じましたね。

大泥棒は、わかりやすい。クリスマスケースは、あんなパズルみたいな話よく書けますね…。

あと、シータの回想シーンのBGM、他所様の公演ではあんまり聞かない感じですね。転調する感じ、透太さんの曲な印象あります。クリスマスケースのクライマックス(愛琉一家が合流するところ?)でも同じような曲が流れてて、何か安心しました。一緒の方が作ってるのだなあ的な。

 

まとめ

このエントリ、3,961文字ですって。原稿用紙10枚分。普通に読んでられないっすね。また大変なものを残してしまいました。書くのに2時間ぐらいかかりました。

お付き合いいただき、誠にありがとうございました。

2018/12/24 3人芝居クリスマスケース (劇団「劇団」) その2

書きたいことが実はもう一つありまして。これで最後にします。本当にすみません。

 

『3人芝居クリスマスケース』のスペシャル公演#2は「観客投票」でした。SP公演自体も元々3本目の大千穐楽しか行くつもりがありませんでしたが、いつの間にか手元には2本目のチケットが。物販ブースですがるように買っていましたね。

それはさておき、観客投票が行われることを知った私は、いつかの待ち時間の時に、入場時にいつもいただける「相関図」に理想の配役を記入することにしました。投票用紙に記入する時間は30分あれど、迷うことは目に見えていたので。今までこんな面白いことがあったよな~という反芻の目的も含めまして。

で、その私の理想の配役と実際の配役を突き合わせながら、合わせてブログに書けてなかったオレンジとレッドの振り返りもできればな、と。メモを引っ張り出しながら書いていきます。

 

まず、実際の配役。ゲキゲキさん公式Twitterを引用します。辿っていけばSP公演3本全ての配役が書いてありますのでご覧くださいませ。

 

一方、私の理想の配役とその理由。

 

①男性パート。

向井父…古川剛充さん

  • 剛充さんがやらないとどう考えても締まらない。ただ、ロケット花火を打ち上げている最中に膝から崩れ落ちる丈二さんは非常に好きでした。

謎の男…三浦求さん

  • 諸々が華麗すぎて…。特に昴の殴り方なんかは。

サブ…中野聡さん

  • みんな面白かったんですけど、中野さんが一番面白かったかなあ。中野さんの真骨頂とすら思えました。ドタバタっぷりが。

武田…白石幸雄さん

  • 投票と違う結果になって最も無念なものの一つ。人の好き好きがあるんでしょうけど、白石さんの武田兄が一番挙動不審で、でも優しい語り口から一番思いが伝わった気がするのです。白石さんの武田を観てない方は本当に勿体無い…。ちなみに三浦さんの武田兄も好きでした。

大柴…森崎正弘さん

  • 森崎さんだけが片岡にしがみついてたのかな。いや皆さんしがみついてるんですけど、しがみつくレベルが違って。森崎さんだけ地から足が離れてたんですよね。下記リンクみたいな抱きつき方になってて、それが好きだったから。

www.oricon.co.jp

サンタクロース…うえだひろしさん

  • この役だけじゃないんですけど、うえださんって細かい所作もとことん突き詰めてらっしゃって。それを十分堪能できるのがこの役だと思ってます。我ながら攻め配役。

整体師…早川丈二さん

  • これが何度観てもずるい。片目がつぶれてるのがまずおもろい。マッサージ方法も謎すぎておもろい。最後に陽気に踊り出すのはいいけど、全然はけずに、次のシーンの壱役に怒られたり煙たがられたりする。投票結果も丈二さんは整体師役で、やっぱみんな面白いの分かってたんだな~と。

ペロ…金哲義さん

  • 観客投票の話をしているので時系列が逆になりますが……大千穐楽でバキバキに遊びすぎて、愛琉役の七海さんから「邪悪なトナカイ」呼ばわりされてましたね。たぶん誰かからそう言えって唆された気もするんですけど。遊び方としても、ご自身がペロの時は住職役の中野さんと組んず解れつだったり、ラス2の白石ペロでは近所の住人役だったり。結局全部で何役あったんだろうか。

ビグリフ…佐竹仁さん

  • これはホワイト観てないからですね。申し訳ありません。ただ、大千穐楽の佐竹さんの整体師はすげー面白かった。遊び慣れてはるな~と感心。

 

②女性パート。

田原さん…町田名海子さん

  • 若くて勢いのある役だったですもんね。なので大千穐楽の岩切さんの田原さんも良かった。

明子…中村千奈美さん

  • 「ええ嫁」感が一番出てましたね。どこそこで言いふらしてますけど、中村さんの「お前って呼ばないで」の言い方もめちゃくちゃ好きで。

テネシー…岩切千穂さん

  • 岩切さんだけなんかな、ヒゲを付けてたのは。でも小道具関係なしに、こういう役が上手い(面白い)んやろなって思ってオレンジ観に行って、やっぱり想像通り面白かった。

エリザ…澤井里依さん

  • これもしつこいようですが、澤井さんはどの役でも全部イケるワイルドカードみたいな存在で。でもその中でも一番思い入れのある好きな役に投票したのですが、実際は1本目のくじ引き回でおやりになっていたようで(1本目は観劇できてない)、それを知って私も膝から崩れ落ちそうになりました。

光…久保真優さん

  • 最後のシーンで涙を流していたのが印象的で投票(でも他にそんな方いたような)。決め手はそれだったんですけど、大千穐楽の冒頭の剛充さんとのツーショットでは私はもう泣いてました。

愛琉…小村七海さん

  • 小学生姿が一番似合ってました。でも、七海さんのエリザはマジでヤバい。これも白石さんに武田と同じ。観てない方いたら勿体無い。

花谷…植木歩生子さん

  • バタバタっとなるお芝居が何と似合うことか。明子が急いでケータイ切るくだりとかも好きなんですけど、こちらに。

看板娘…栗田ゆうきさん

  • やっぱ、声ですね。メイドカフェのような。最初に観たのがパープルだったけど、ロングランの最初に正解を観てしまった感じ。澤井さんの京都風や町田さんのやりすぎなやつも良かったですけども…。

ビグリフ…中山さつきさん

  • 観てない枠ですね。度々申し訳ありません。観客投票が愛琉役をおやりになって、しっくり来てました。

 

③男子パート。

土田…下浦貴士さん

  • ガチガチに硬くなって「気絶」するように倒れるというのが、一番好きだったです。

昴…さいとうひろきさん

  • 思い入れ補正ですかね。表方スタッフされてる時にお話させていただいて、その時に思いを聞いていただけに、昴の熱演は観てて嬉しかったです。ただ、12/30のツイキャスでオレンジ初日の事件をお伺いしてしまったので…まあそのアレですね。笑えたからええか。

トルーマン…松田悠さん

  • 面目なさを一番やる気なくおやりになっていました。

後藤…橋口俊宏さん

  • スマートでしたね。ピンクの相手役が小柄な七海さんだったので、新喜劇のめだかさんと石田さんのようなアレも観たかったような。

片岡…佐々木誠さん

  • レッドを最後に観てしまったせいか、相関図に書き入れた名前に佐々木さんが2人ぐらい登場しちゃったのですが、こちらを選択。もう一人は武田弟。

壱…藤原裕史さん

  • 藤原さんの壱は実際に観てないのですが、「少年役似合いそう」という期待値により。

園田…三好大貴さん

  • 説明不要ですかね。兎にも角にも変質者。

せんせい…カン・ソンヒョさん

  • 声を大にして言いたいやつの最後。カンさんだけが関西弁だったんですかね。いやでも方言は関係なく、一番お医者さんっぽい余裕があったように見えました。

武田弟・ビグリフ…中路輝さん

  • 中路さんも私の手書きメモに3回登場してたんですけど、色々組み替えたらこうなりました。なんかごめんなさい。いやでも武田兄弟のくだりが一番色濃く残ってるのはパープルでした。

 

で、まあ、投票結果とほとんど外れてたんですよね。あえて正解率と言うと15%で、男子パートなんか一人も当たらなかった。

それでも、色んな役者さんの良さを再確認できたということでヨシとしましょう! 自分の選択よりしっくり来るものも沢山あった!

 

 

クリスマスケースの振り返り、全部終わり!

レッドとオレンジは個別に書けなくてごめんなさい!

良いお年を!

2018/12/24 3人芝居クリスマスケース (劇団「劇団」) その1

Twitterにあれこれ散々書いた気もしますが、せっかくなので少しだけ長めの文章をブログにも。

30過ぎたええ大人が気持ち悪いことを拙い文体で書きます。あしからず。

 

3人芝居クリスマスケース。この公演を観に行くきっかけは「ゲキゲキさんだから(話が面白そう)」「出演者が魅力的」などのミーハーなものでした。

最初のうちはそんな理由で満足していました。「ああ久しぶりに中路さん観られてよかったな」とか「金さんってあんな芝居しはるんや」などと楽しく考えながらミナミの街を歩いていた12月初頭のまだ暖かい頃。

時を同じくして、12月のほぼ公演期間中に被る間というのは個人の仕事で心を亡くすような日々でもありました(自分の力不足に他なりませんが)。そんな中で、12/8のシアン初日を観て「同じ芝居って二回観てもまだ面白いままなんや!」というのが判りました。そして残すは水曜日の千穐楽だけというタイミングになり、シアンが気になりすぎた自分は「これは千穐楽を観とかないと絶対に後悔するな」という思考に至った訳です。

ここで初めて「後悔」という言葉が出てきました。

自分勝手な思考に突き動かされて、無理矢理に仕事の予定をこじ開けてウイングフィールドに足を運びました。そしてもう一度観たシアンは相変わらず本当に素晴らしいものでした。

満足もありましたが、この時期に「感謝」という感情が色濃くなったのを憶えています。

ここから、後悔をしないように、何とか色々なものに都合を付けながらウイングフィールドに足繁く通う日々が始まりました。終わってみれば12回も公演を観ることができました(シアンと緑が2回ずつ、シアン・緑・白以外の6色を1回ずつ、SP2、SP3)。

 

クリスマスケースという作品で、一番好きなのはエリザと武田兄が邂逅するシーンでした。結局12回観てほぼパーフェクトで涙を流しました。

涙を流す理由は、最初はストーリーへの感動なのですが、それが徐々に変わっていったのもよく憶えています。仕事が上手く行かず精神的に凹んでいた時。今までの自分の人生なら部屋にこもってテレビを観て笑う(そして虚無感に襲われる)という一辺倒でしたが、クリスマスケースの公演に後悔なきようにしがみついていくうちに、エリザの「光の中に~」というセリフがいつしか大きく心に刺さるようになっていました。

これも本当に自分勝手ですが、この二人のやり取りはゲキゲキさんと自分の物語と思えるようになっていったのです。それぐらい助けられました。

グリーンの2回目観劇(=グリーン千穐楽)で剛充さんと澤井さんのエリザ武田シーンを拝見した時、3人版が終わるという安堵感と寂しさ、そして何よりゲキゲキさんに助けられたという今までの人生で感じたこともない大きな感謝が頭を過り、今まで見たどの色のどのシーンよりも涙が止まりませんでした。その後の面会で剛充さんにこの感謝を伝えようとしましたが、二言三言お伝えしただけで感極まって言葉に詰まってしまいました。そんな恥ずかしくて もうええ大人の私をその場で暖かく受け入れてくださった剛充さんの顔は本当に忘れません。

残りの2回(SP2・SP3)もぐちゃぐちゃに泣いてしまいました。SP公演でも、武田兄の感謝というのは自分の感謝でした。SP3での森崎さんが大絶叫する所はもうたまりませんでした。偶々ながらエリザ役が中村さん・植木さんというゲキゲキメンバーだったのも有難かったです。

 

ここまで物語と自分を照らし合わせて深く深くのめりこんだお芝居というのは、後にも先にも出てこない気がします。

ありふれた表現で申し訳ないのですが…本当にありがとうございました。

2018/12/16(2) 3人芝居クリスマスケース[ピンク] (劇団「劇団」)

■観てきた舞台

劇団「劇団」さんの『3人芝居クリスマスケース』

@大阪心斎橋 ウィングフィールド

2018/12/16 19:00~ ※ピンクチーム

3人芝居×9チームで上演、劇団「劇団」の「3人芝居クリスマスケース」 - ステージナタリー

 

■感想

観劇6組目、ピンク。グリーンと同じく観劇予定はなかったのですが、前日ぐらいにどなたかのTwitterで中野聡さんのお写真を拝見し「やっぱ行っとかなあかんよな」と直感がして行ってきました。ちなみに中野さんは「大泥棒」の時に拝見しただけ。当時はどちらかというと落ち着いたイメージ(お芝居)というぐらいしか印象を抱けず、前述のような直感に何故襲われたのかは分かりませんでした。「男性パート枠」であることがそうさせたのかなと。

その少し前には、三浦さんのこんなTweetを拝見しておりまして。

何故長いのか?? 誰かの喋り方とかなのか??

 

知ってる知らないということでは、全然知らなかった役者さんがご出演されていても、じっくりと堪能できて、終わる頃には好きの塊になっているのがこのお芝居の良さでして。

結局ピンクも凄かったんです。中野さんってめちゃくちゃヤバい人だったんですね…。

 

要は、ただひたすらに、笑えたんです。クリスマスケースってこんなスラップスティックなお芝居でしたっけ??みたいな。フィジカルの使い方ですね。

一番は意味のない動きが多いことですかね。結局これが笑えるんだと思います。マウスさんみたいなとにかく暴れ回る感じの。でも森崎さんは今回そこまで暴れてなかったですけどね。丈二さんは暴れるのかな?(←レッドまだ観れてない)

まあでも中野さんも森崎さんも、例えば誰かに跨るとか抱きつくのが好きですよね。「誰かに」って言いましたけど、3人芝居で自分・女子・男子なので必然的に男子になっちゃうんですけどね。

 

そこでさっきの三浦さんのTweetに戻るんですけど。ブルーチームとは違って本筋には不要な、でも面白い動きとかが足されていくので、そりゃ上演時間も長くなりますよねっていう感じでした。上演中に時計を観てなかったので実際は分かんないですが、多分長かったんじゃないでしょうか。

とは言え、上演時間が長くても薄まらずに濃いままなので、満足度はキープしてた印象でした。

 

■気になった役者さん

男性パート、中野聡さん。途轍もない表現者ですね。「人間の目ってあんだけ大きく開くんだな」とか。ただ、そういうフィジカル面もあるんですけど、もう一つ驚いたのは「解釈」ですね。例えば、結構盛り上がる とあるシーンでかなり長い時間客席に背を向けてらっしゃって。シーンも物語中のかなりインパクトの強い所なのでちょっと衝撃でした。中野さんなりの考え方が見えた気がして、これがピンクの色なのかなと。最後に、肌が綺麗なのはズルい。

女子パート、小村七海さん。ひたすらに真っ直ぐなお芝居をおやりになる印象。中野さんが掻き回して、橋口さんも結構崩しにかかることが多くて、そんな中でのストレートなお芝居。そもそもゲキゲキさんは真っ直ぐな役者さんばかりなので誰にでも好感が持てますね。

個人的にはクライマックスに近いところで大泣きしながら役に入り切るのも好きでした。他には久保さんや澤井さんもそうだったんですけど、そこで泣いちゃうとすぐ次のシーンがやってきて切り替えないといけないので大変なはずなんですよね。かなり客席に近い場所で照明を当てられるので尚更(下手したら繋がらないのかも)。それでもリスクを顧みず熱演していただけるのは観客としては有り難い限りでした。

男子パート、橋口俊宏さん。初めまして。長身と甘い笑顔で華がありましたね。その笑顔を存分に生かしたキャラもあって感心していました。ブルーの松田さんもニコニコ顔でお芝居をされるシーンが多かったですが、それ以上の柔らかさがありましたよね。キャラの一つに、公式Twitter掲載の役柄を拝借すると「自信が持てない元ヤン」とあるんですが、全然元ヤン感がなくて。でも成立してるんですよね。それが橋口さんの凄い所なのかな。あえて言えば、小村さんとの身長差ネタはもっと観たかった気がします。最初のエリザと後藤のシーンとか。

 

■まとめ

6チーム目でしたけど一番笑いましたね。また新たなクリスマスケースを観れた気がしました。何度も言うようですが、チームが変わると芝居が変わる。しかも大きく。

「ちょっとでも色んなクリスマスケースが観られればええわ」とだけ考えて観劇しに行くので、そこまで笑う(また別のチームでは泣く)とは全然予想してないんですよね。そんな軽い気持ちでお伺いして本当に申し訳ないんですが、とりあえず飛び込んでいけば期待以上のものでちゃんと迎えてくださるこの企画は本当に有り難いです。

あと一週間お世話になります。もう少しだけよろしくお願いします。ありがとうございました。